ごっとさんのブログ

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頭痛を和らげることもあるカフェインのはなし

2021-10-17 10:15:06 | 
私はコーヒーが好きで、1日1杯以上飲んでいます。

ただ豆を挽いて入れるほどではなく、市販のドリップ式の粉にお湯を注いで飲むことが多く、その他缶コーヒーという別な飲物も週に数本飲んでいます。

スーパーなどで大量に売られているペットボトルや紙パック入りのコーヒーを飲むこともありますが、やはり味はいまいちのような気がします。このコーヒーに含まれているカフェインと頭痛との関連の話です。

一般にカフェインには脳の血流を減らして、頭痛を和らげる効果があるとされています。カフェインはコーヒー以外にもスポーツドリンク、お茶、チョコレートなどに含まれていますので、北米では成人の80〜90%がカフェインを定期的に摂取しているといわれています。

日本でも非常に多種のコーヒーやチョコレートが売られていますので、カフェイン摂取量はかなり多いのではないかと思っています。

頭痛(厳密には片頭痛)で感じる痛みは一般的に脳の周りの血管が拡張し、脳への血流が増えることで起きます。この血流の変化が脳内で多くの複雑なメカニズムを作動させ、頭痛を招くことがあるようです。

カフェインはこうした血管を「収縮させる」性質があることで知られています。つまりカフェインは血管を収縮させ血流を減らすことで、片頭痛の痛みを和らげる助けになるということになるようです。

例えば2009年の研究では、カフェインが脳血流を平均で27%減らすと報告されています。また鎮痛剤の効果を向上させることで、頭痛を和らげる助けにもなります。

薬の有効成分の吸収を助けることから、カフェインは「エキセドリン」や「アナシン」といった頭痛薬の主成分となっています。2017年の報告では、過去40年間の片頭痛もしくは緊張型頭痛に苦しんでいる患者の臨床試験の結果を研究しています。

その結果カフェインを含んだ市販の鎮痛薬のほうが早くよく効くことを突きとめています。ただ頭痛とカフェインの関係はそれほど簡単ではなく、2016年の研究では片頭痛患者がカフェインを飲むのをやめた後、「トリプタン」という薬の効果が上がったと報告されています。

現在のところ毎日頭痛に苦しんでいる患者はカフェインをやめた方がよく、たまに頭痛になるような場合はカフェインの効果があるようです。

私は頭痛持ちではありませんので、単においしく落ち着くような気がしてコーヒーを飲んでいますが、カフェインは生理活性物質ですので、良い効果も悪い効果もあるのかもしれません。

私の場合は、飲みすぎたりすると胃が痛くなる気がしますので、それなりに気を付けて嗜んでいます。


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