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生命のルーツが地球外の深宇宙で形成

2024-01-09 10:36:58 | 自然
生命誕生の謎は私が最も興味あるテーマですが、どうも私が生きている間には解明されそうにない気がします。

この生命の誕生に不可欠な構成要素が、恒星や惑星とともに星間空間で形成された可能性があるという研究結果が発表されています。

NASAによると、生命には化学元素(炭素、水素、窒素、酸素、リン、硫黄)と液体の水とエネルギー源が必要になるとしています。地球の生命誕生は約38億年前にさかのぼり、生命の構成要素となるアミノ酸は、初期の地球で形成された可能性があるとする説があります。

今回の最新研究は、それとは異なる起源を提示しています。それにはもっとも単純なアミノ酸であるカルバミン酸が、星間物質の内部で星や惑星とともに形成された可能性があることを示唆しています。

研究チームは、宇宙空間にあるアンモニアと二酸化炭素を含む氷粒のモデルを作成しました。氷粒をゆっくり温めると、カルバミン酸とカルバミン酸アンモニウムが生成されました。これらの分子は、より複雑なアミノ酸すなわち生命の構成要素に変化する可能性があります。

今回の研究結果は、地球上の生命の構成要素が地球外の起源をもつことを示唆する他の研究結果と一致しています。昨年の4月には、地球から約1000光年の距離にある若い星団とガスからなるペルセウス座分子雲で前生物的分子が発見されています。

2022年には小惑星リュウグウで未変性のアミノ酸とビタミンB3が発見され、彗星にはシアン化水素が存在すると考えられています。最近の論文では、惑星系内を転々と移動する低速の彗星が、生命に不可欠な物質を銀河のあちこちに拡散させている可能性があることが示唆されています。

この様に生命の構成要素が宇宙からきているという事は、何となく夢があるような気がしますが、私はこの説に賛同できません。

ひとつはこういった構成要素の濃度です。アミノ酸や核酸が存在すれば何らかの条件で生命が誕生するわけではなく、かなりの高濃度で寄り集まっている必要があるはずです。

彗星などに乗ってきたアミノ酸などは、地球上で拡散してしまいとても重合などが起きてタンパク質ができる濃度になるとは考えられません。

もうひとつが時間の問題で、1000光年も離れたところから、彗星が飛んできてちょうど地球の生命誕生に適した時期に、地球に降り注ぐ偶然はほとんどないような気がします。

宇宙には生命に必須な物質が生み出されている空間はありますが、それよりも地球上である条件で構成物質が多量に作られたという方が、納得性がありそうな気がします。


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