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加熱式タバコの増税を検討

2024-01-07 10:33:09 | 煙草
最近加熱式タバコの税額を上げるという税制改正の政府案が話題となっています。

たぶん増税しても何の文句も出てこない税がタバコ税だからかもしれません。私もタバコが値上がりしても、それほど気にせず受け入れてきました。

ひとつには海外との価格差があり、私が海外に行っていたのはもう30年も前ですが、当時日本のタバコは300円程度に対し、海外では1000円程度が多かったような気がします。

タバコに課税する根拠には、奢侈贅沢品だからという側面があります。また過度な消費が国民の保健衛生上好ましからぬ害悪を及ぼし、社会的なコスト増につながるからというものがあります。

タバコの売り上げに課税する政府の主な目的は財源で、タバコ税に少なからず依存している自治体も多いようです。タバコ税には国税、地方タバコ税、タバコ特別税、消費税が合算されています。2021年度の国の一般会計の税収は約57兆円で、タバコ税収は全体で約2兆300億円となり、タバコ税の割合は約3.5%となっています。

タバコというひとつの商品でこれだけ税収があれば、国や自治体にとってありがたい税収源と言えそうです。現状の税額では、加熱式タバコは紙巻きタバコよりも低くなっています。

例えばアイコス用テリア(私が吸っています)は20本で紙巻きタバコ15本相当というように、紙巻きタバコに対する割合で1/2から4/5の税額となっています。これは加熱式タバコに使われる葉タバコの重量が異なるためで、加熱式タバコへの課税が複雑になり、算定方法が困難になっているとしています。

またタバコ会社の加熱式タバコの純利益は、紙巻きタバコより4倍も多いようです。同じような価格帯なのに製造原価は加熱式タバコの方が圧倒的に安いという事です。タバコ会社が加熱式タバコの増税に反対する理由がここにあります。

今回の税制改正についてみると、すでに加熱式タバコの新規開発は一段落し、シェアも伸びているため、政府や財務省としては加熱式タバコへのおもんぱかりはもうやめてもいいと考えたことになります。

多分このまま増税となるような気がしますが、そのまま価格に転嫁されるでしょう。タバコの価格がどこまで上がれば気にすべきは難しい問題ですが、現在のところ喫煙の楽しみは大きいと感じています。

現在の価格が一箱580円ですが、600円ぐらいの値上がりに留まって欲しいという気はしています。タバコ1本あたりどの程度の税金がかかっているかを調べたところ、紙巻きタバコしか分かりませんでしたが、580円のうち357.61円という計算が出てきました。

6割が税金というのは、喫煙者は多額納税者と言えるのかもしれません。



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