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究極の選択 入試W合格

2018-12-21 10:30:41 | 時事
この時期受験生は志望する大学・学部をもう決めて受験勉強も追い込みに入っているでしょう。

現在は制度改革で併願がしやすくなっていますが、どちらも合格(W合格)した場合、入学先を自分で決めないといけません。

私の家でも長男は3校に合格し、どこに行くのか迷っていましたが、偏差値を含めた評判はどこも同じようなもので、結局自宅から一番近い大学に決めました。次男は偏差値が明らかに違っていたようで、簡単に決定しました。

この選択は、全体的には偏差値が高い大学・学部を選ぶ傾向にあるようです。ただし偏差値や入学比率が高いかどうかで優劣が決まるわけではなく、偏差値が低い方に入学している受験生も多いようです。

これは偏差値の高い大学に進めば「就職に有利」という考えがかつてありましたが、今は学歴を重視しない企業が増えてきました。人物本位で採用されるため、大学や学部だけで就職が約束される時代ではなくなっているようです。

受験生も偏差値による序列にこだわらない人が増え、やりたい仕事や進みたい分野をイメージし、それに応じた大学を選んでいます。このあたり親が注意すべき点は、自分のイメージだけを基に受験生に助言すると、偏差値や難易度は毎年変わり、親のころとかけ離れるケースが多いといいます。

実際の選択としては、「国公立大学」の人気が続いています。税金が投入されているため私立大より設備が充実し、学生一人当たりの教職員数も多いところが一般的です。しかしこのあたりは本人の希望というより親の希望が大きいような気もします。

授業料その他の学費を比べると、私立大は学部にもよりますが最低でも国公立大学の2倍以上かかるところが多いようです。4年間の大学生活にかかるコストで比べると、評価が高くなるのは当然といえます。

私立大学同士の場合、偏差値に明らかな差がない場合は、本人または親の希望で決めることになります。例えば早稲田と慶應に受かった場合は、どちらに行くかの差はほとんど出ないようです。

しかしこれから大学に行くという年齢で、自分のやりたいことや、将来の希望が決まっている人はかなり少ないような気がします。その点東京大学や北海道大学のように、文系理系で大雑把に入学し、1年半後ぐらいに行きたい学部を選択するというのは良い制度のような気がします。私立大学ではこのようなシステムはないようですが、実際の運用が難しいのかもしれません。

現在は大学のオープンキャンパスやネットなどから多くの情報が得られる時代ですが、いくら情報が多くてもそれを判断する力が高校を卒業した時期には弱いと感じますので、何らかの制度改革が必要なのかもしれません。

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