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今夏もコメ不足か、在庫量国の予測に疑問符

2025-03-12 10:34:28 | 時事
このブログにはあまりこういった話題は取り上げないのですが、先日スーパーに行った折コメ売り場がほとんど空になっており、深刻な問題になるのかもしれません。

私の家は年より2人ですのでそれほど消費しませんが、それでも基幹食品ですので若干気になります。かみさんに言ったところ、宅配業者から5キロ買ってあるので心配ないようです。

今年6月末の米の民間在庫量が、農林水産省が見通す158万トンを大きく下回る可能性が出ているようです。直近の減少ペースが続くとして試算したところ、6月末民間在庫量は110万〜130万トンと低水準になり、国内需要量の約2か月分しかありません。

既に流通業者間では、今年の夏も米不足になる危険は十分ある、と警戒感が広がっています。農水省が公表する在庫量の統計は、(1)毎月公表するJAなどの出荷・卸など販売段階民間在庫、(2)年に1度公表する6月末民間在庫、の二つがあります。

(1)の調査対象の範囲は、年間取扱量が500トン以上の出荷段階と4000トン以上の販売段階の在庫です。(2)は(1)の対象に加え、500〜4000トンの販売段階、生産者の生産段階、もち米の在庫を対象にし、米の需給を判断する需要な指標となります。

(2)の今年6月の民間在庫量について、同省は前年比5万トン増の158万トンと見通しています。ただ産地や流通関係者は。米の不足感が前年以上強い、本当に158万トンも残るのか、と疑問視しています。

別な試算では、(1)の統計を見ると直近12月末時点が253万トンで、前年比44万トン減です。仮に同じ減少幅で推移すれば、6月末の出荷・販売段階の在庫量は71万トンになります。(1)の在庫量に、産地や小規模業者などを積み上げたものが(2)の在庫量となります。

前年6月には、産地や小規模業者の在庫として38万トンありました。単純に(1)の71万トンを足すと109万トンとなります。2024年産米を巡っては、JAなど大口業者の集荷量が12月末時点で前年より21万トン少なくなっています。

その分を生産者や小規模業者が在庫として抱えていた場合、(2)の6月末在庫量は130万トンになります。24年産生産量は前年より18万トン増えているものの、今夏の在庫量は前年を大きく下回る可能性があります。

前年に続く夏場の米不足を懸念する流通業者が多いようです。大手米卸は、既に通年供給が難しい在庫水準と判断し、家庭向けの販売制限を決めました。ある商社は、国家貿易枠外となる民間貿易で、既に数千トンの輸入米を確保したとしています。

まあ夏場の米不足といっても、我が家のようなところではあまり問題にならないのかもしれません。


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