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怒りっぽい人は病に好かれる

2020-09-27 10:24:20 | その他
自律神経の研究から、病気が寄り付かずいくつになっても元気な「病に嫌われる人」と自ら病気を引き寄せてしまう「病に好かれる人」では、普段の思考や感情のパターンが大きく異なるようです。

病に好かれる人がとらわれやすい感情が「怒り」であり、これをうまくコントロールする術を心得ている人が病に嫌われるとしています。

「怒る」というと、ほとんどの人はそれほど怒るタイプではないと思うかもしれません。怒りとは誰からも分かるくらい激怒することだけを意味するわけではありません。

満員電車で人にぶつかられてムカムカしたり、レジの会計で待たされてイライラしたりといったことも、小さな怒りです。怒りはその程度が大きくても小さくても、自律神経を乱してしまいます。怒ることをカッとするといいますが、この瞬間に交感神経が活発になるのです。

怒りを感じているときは、目が充血したり顔が赤くなったり、額に汗をかいたりします。これらはすべて交感神経が、急激に高まっているときにおこる反応です。交感神経が活性化すると、心拍数が増えて血管が収縮し、血圧が上がって血流は悪くなり、細胞に血液が行きわたらなくなってしまいます。

急激な血圧の上昇や心拍数の増加は、脳梗塞や脳出血、心臓発作を起こすリスクを高めます。怒っているときは消化管の働きも悪くなるので、腸内環境も乱れてしまいます。怒りなど何らかの原因で急激に自律神経が乱れると、そのあと3時間は乱れたままになることも分かっています。

病に嫌われるには、なるべく怒らない方がいいというのが理想ですが、怒りは人間の自然な感情ですし、怒りがきっかけで真実を見極めることができることもあり、やる気やモチベーションにつながることもあります。

大事なのは、小さな怒りをいかに大きな怒りに結びつけないか、小さな怒りのうちにいかに解消するかです。簡単にできる怒りのコントロール術がおすすめのようです。ひとつが怒りを感じたときに、ゆっくりと水を1杯飲むことです。

一気に飲むのではなく、体中に水がじわじわとしみわたって行くのを想像しながらゆっくりと飲むのが良いようです。ほかに簡単な方法では、手首をトントンと軽くたたというのも効果的なようです。

手首の外側、つまり手の甲側の方をもう一方の手の薬指と中指でトントンと軽くリズミカルにたたくのです。こうすると副交感神経が優位になって、怒りや苛立ちが収まるようです。

私はたぶんそれほど怒りやすい方ではないだろうと思っていますが、あまり細かいことにこだわらず、おおらかに過ごすことが、病に嫌われる生き方なのかもしれません。


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