欧米を中心に、食用や動物試料としてコオロギなどの昆虫を育てる「昆虫養殖」が広がっているようです。
世界人口の増加に伴い、肉や魚といった動物性タンパク質が足りなくなると予想される中で、新たな供給源として昆虫への期待が高まっています。昆虫を食べることへの抵抗感など、課題を克服できれば消費は急拡大する可能性があります。
私が小さかった頃のことですので、もう半世紀以上前の話ですが、イナゴを刈り入れの終わった田んぼに行って大量に捕まえ、食用にしていた記憶があります。
一番大きな脚を取りその後どういう調理をしたのかわかりませんが、多分佃煮のような形にしていたのかもしれません。これを実際に食べたという記憶はあいまいですが、こういった昆虫を食べるという習慣もあったようです。
さてアメリカ北西部のモンタナ州にある、人間の食用コオロギの養殖場の話が紹介されていました。養殖場の内部は、コオロギの生育に適するように常に32~35℃に保たれ、湿度も調整されています。
1日で最大10万匹が孵化し、プラスチック容器の中でアルファルファや大麦など70種類の材料で作られたエサや、野菜から作られたセルローススポンジに染み込ませた水を与えられて育てられています。
ここでの成虫は0.35~0.45グラムと平均の0.25グラムを大きく上回るまで成長するようです。飼育過程で排泄される大量の糞は、米国内の農家や植物生産者に販売され、肥料として活用されています。
ここではコオロギはふ化から約6週間で成虫になり、それをそのまま冷凍庫に入れ一旦冬眠状態にした後冷凍庫内の温度を下げて死なせます。これを脱水機に入れ、6時間半かけてゆっくりと水分を抜いた後、味付けしたスナックやパウダーに加工します。このほかパウダーを練りこんだチョコチップクッキーも製造販売しているようです。
この会社は2016年に創業しましたが、現在は販売が急拡大する中、生産が追い付かない状況と言います。そのためコオロギを複数の契約養殖場に委託したり、脱水や製粉、袋詰めといった作業を自動で行う機械も導入する予定で、大幅な効率化を図るとしています。
このような昆虫養殖業者は、昆虫を食べる習慣のない欧米を中心に次々と誕生しているようです。コオロギのほかミールワームやミズアブの幼虫も養殖されています。昆虫の形を残したスナックなどもあるようですが、ほとんどがパウダーとして生産されているようです。
こうした流れの中、国連の食糧農業機関(FAO)も人間が昆虫をタンパク減として直接食べることや、昆虫を家畜や魚の餌にすることを推奨しています。規制緩和が進めばスーパー店頭やレストランメニューに昆虫が並ぶ日が来るのもそう遠くないかもしれません。
世界人口の増加に伴い、肉や魚といった動物性タンパク質が足りなくなると予想される中で、新たな供給源として昆虫への期待が高まっています。昆虫を食べることへの抵抗感など、課題を克服できれば消費は急拡大する可能性があります。
私が小さかった頃のことですので、もう半世紀以上前の話ですが、イナゴを刈り入れの終わった田んぼに行って大量に捕まえ、食用にしていた記憶があります。
一番大きな脚を取りその後どういう調理をしたのかわかりませんが、多分佃煮のような形にしていたのかもしれません。これを実際に食べたという記憶はあいまいですが、こういった昆虫を食べるという習慣もあったようです。
さてアメリカ北西部のモンタナ州にある、人間の食用コオロギの養殖場の話が紹介されていました。養殖場の内部は、コオロギの生育に適するように常に32~35℃に保たれ、湿度も調整されています。
1日で最大10万匹が孵化し、プラスチック容器の中でアルファルファや大麦など70種類の材料で作られたエサや、野菜から作られたセルローススポンジに染み込ませた水を与えられて育てられています。
ここでの成虫は0.35~0.45グラムと平均の0.25グラムを大きく上回るまで成長するようです。飼育過程で排泄される大量の糞は、米国内の農家や植物生産者に販売され、肥料として活用されています。
ここではコオロギはふ化から約6週間で成虫になり、それをそのまま冷凍庫に入れ一旦冬眠状態にした後冷凍庫内の温度を下げて死なせます。これを脱水機に入れ、6時間半かけてゆっくりと水分を抜いた後、味付けしたスナックやパウダーに加工します。このほかパウダーを練りこんだチョコチップクッキーも製造販売しているようです。
この会社は2016年に創業しましたが、現在は販売が急拡大する中、生産が追い付かない状況と言います。そのためコオロギを複数の契約養殖場に委託したり、脱水や製粉、袋詰めといった作業を自動で行う機械も導入する予定で、大幅な効率化を図るとしています。
このような昆虫養殖業者は、昆虫を食べる習慣のない欧米を中心に次々と誕生しているようです。コオロギのほかミールワームやミズアブの幼虫も養殖されています。昆虫の形を残したスナックなどもあるようですが、ほとんどがパウダーとして生産されているようです。
こうした流れの中、国連の食糧農業機関(FAO)も人間が昆虫をタンパク減として直接食べることや、昆虫を家畜や魚の餌にすることを推奨しています。規制緩和が進めばスーパー店頭やレストランメニューに昆虫が並ぶ日が来るのもそう遠くないかもしれません。