ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

楽天ジャパンオープン決着

2018-10-09 10:18:41 | テニス
東京で開催されている唯一のATPツアーである、楽天ジャパンオープンテニスが決着し、錦織は惜しくも準優勝という結果で終わりました。

先日武蔵野の森までこの大会の準々決勝を観戦に行ったことを書きましたが、実際に行った場所での試合をテレビ観戦するとまた違った面白みが出てきます。

錦織の準決勝はフランスのランキング25位で32歳のガスケとの対戦となりました。この二人はもう10年前から戦って、お互い手の内を知り尽くした相手です。初期のころは錦織が勝てそうでいて勝てない相手で、ここまで2勝7敗という対戦成績ですが、最近やっと勝てるようになってきました。

ガスケの得意は片手バックハンドからの鋭いショットですが、この試合でも随所に炸裂していました。錦織はかなり調子が良いようで良いショットを放っていましたが、1セットは互いにサービスゲームのキープが続き6-6のタイブレークとなりました。

ガスケは今大会タイブレークが多かったのですが、一度も落としていないというしぶとさがありました。しかし錦織のショットがわずかに上回りこのセットを取ることができました。

2セットは錦織の調子が出てきて、逆にガスケに疲れが出たのかやや精彩を欠き、錦織が6-1と簡単に勝利しました。

決勝の相手は19歳のシャポパロフとの若手対決を制した22歳ロシアのメドベージェフとの対戦となりました。彼はランキング32位なのですが、この大会は予選からの勝上がりで、何と決勝戦で7試合目となっていました。

観戦に行った準々決勝ではラオニッチに簡単に勝ち、198センチからのサーブが良いという印象しかありませんでした。

決勝戦が始まると超満員の観客など慣れているはずの錦織が明らかに固くなっていました。対照的にメドベージェフはのびのびとしたテニスを見せ、あっという間に2-6で1セットを取られてしまいました。

2セットに入ると錦織もやっと本来の調子が出てきましたが、メドベージェフの要所で決まる鋭いサーブを攻略できず、4-5で錦織のサービスゲームとなりました。

このままいけばタイブレークかと思って見ていましたが、なんと錦織が3本続けてフォアのミスが出てあっという間にマッチポイントとなってしまいました。ここで錦織は全く粘ることができずこのままブレークされ4-6で取られてしまいました。

これで錦織は準優勝となりましたが、ここまで決勝戦8連敗という最後の弱さを露呈したことになります。それでも地元開催の大会で決勝戦まで勝ち残り十分楽しませてくれました。

優勝はできませんでしたが、もう次の大会は始まっており、ファイナル進出に向けて最後の頑張りを示してほしいものです。