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管理職になりたい女性は2割!

2018-01-28 10:40:45 | 時事
働く女性の4割がやりがいを感じている一方、管理職になりたい人は2割に留まることが、日本経済新聞の2000人調査でわかりました。

数値目標を掲げて女性管理職の育成に取り組む企業は増えていますが、管理職指向は低調のようです。

調査によると、現在の仕事にやりがいを感じている女性は4割で、30代が42.2%と最も高く、40代が36.0%で最も低くなりました。管理職指向を聞いたところ、なりたいと思うは2割で、思わない人は6割に達しました。仕事にやりがいを感じている層でも、管理職になりたいと思う人は24.8%に留まっています。

国は2020年までに指導的地位に占める女性の割合を3割にするとの目標を設定していますし、企業も管理職に育成に力を入れていますが、女性の意識とのギャップは大きいようです。

この理由として、管理職指向を持つように育成されてこなかったことに加え、リーダーのモデルが固定化されていることも背景にあると分析しています。また強い指導力があり、仕事で成果を出せる人というリーダー像と自分とのギャップを感じ、向かないと思い込む女性が多いという部分もあるようです。

一方で管理職が魅力のない仕事に見えているという指摘もあり、働き方改革やコンプライアンス(法令順守)の徹底など、管理職の負担は増しています。そのため家庭や育児との両立は困難と感じる女性は多いようです。

しかし私はこの辺りの分析には納得できなところが多い気がします。現在の教育では男女平等は徹底しているはずですし、男女ともに高学歴化も進んでいますので、女性が管理職指向を持つように育成されていないということは無いような気がします。

またリーダーのモデルが固定化されているという点では、私はむしろ多様化する方向に進んでいると思います。この記事でも女性自身の意識が、活躍にブレーキをかけている面もあるとしています。

キャリアアップよりもワークライフバランスを重視したいといった意見や、結婚相手には自分より多く稼いでほしいという女性が8割を超えているようです。これを個人の意識改革が重要と片づけるのでは、何も解決しないと思います。

企業なりに女性の活躍を推し進める制度を作ったりしているようですが、基本的には個人の意識の問題ですので、それほど成果は出ないと思います。日本の男性が主で女性は従という歴史を引きずっているとも思えませんが、なぜ現代の女性がこういった意識にに陥っているのか私なりに考えてみたいと思っています。

何か良いアイデアが出たらまた書くかもしれません。