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ごっとさんのブログ

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全米オープン ワウリンカ初優勝

2016-09-12 10:26:36 | テニス
2週間いろいろ楽しんできた全米オープンが、ワウリンカの初優勝で終わりました。

この大会は、日本人選手が活躍し、特に錦織は私が予想していた以上の活躍を見せてくれました。前回書きましたように、準々決勝で現在ではまだ勝つのは難しいと考えていた、No2マレーにフルセットの接戦を制し見事勝利しました。

そして準決勝はワウリンカとの対戦となりました。この選手はいろいろ難しく、いわゆるむらのある選手といえます。過去2回もグランドスラムで優勝しており、強い時はジョコビッチも寄せ付けないほどです。

しかし大会初期に聞いたこともないような選手に簡単に負けたり、錦織との対戦でも錦織がすんなり勝ったり、全く寄せ付けず一方的に負けてしまったりと、予想しにくい選手といえます。今回もどんな展開になるかわかりませんでしたが、少なくともジョコビッチやマレーのような安定性がない分錦織有利かと思っていました。

実際に始まってみると、世界一と評されるバックハンドも入ったり出たりしており、動きもよく安定している錦織が1セットを取りました。ところが2セットになるとワウリンカのショットが決まりだし、錦織の動きも悪くなってきました。

これは試合後の錦織のインタビューでしたが、やはりフルセットの4時間もの試合をすると、次の日だけでは体力が回復せず、このあたりから体が思うように動かなくなったようです。それでも2セット目は5-7とかなり頑張ったのですが、取ることはできませんでした。

3セット、4セットはそれほど一方的ではないものの、終始ワウリンカのペースで進み、セットカウント1-3で逆転負けとなってしまいました。もちろん決勝進出から優勝を狙ってほしかったのですが、ここまでの錦織は素晴らしく、本当に強くなったと感じました。

さて決勝は当然の様に勝ち上がってきた、ジョコビッチ-ワウリンカとなりました。今回のジョコビッチは6試合を戦ったわけですが、なんと3試合が相手が途中棄権するという珍しいことがありました。そのためか解説者によると、戦いながら決勝に向けて体を整えるのができず、休養十分の割には調子悪いということでした。

1セット目は互いに譲らずタイブレークの末ジョコビッチがとりました。しかし今回のワウリンカは本当に強く、長いラリーにもしっかり対応していました。2セットの途中でジョコビッチが足の負傷でメディカルタイムアウトをとるなど、やや調子が落ちてきました。そうなるとこの強いワウリンカには太刀打ちできず、3セットを続けて取り、3-1で見事初優勝しました。

錦織も短い休みではありますが、9月16日からのデビスカップのワールドグループ入れ替え戦に向けて休んでほしいと思っています。