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ごっとさんのブログ

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錦織 大逆転ならず準々決勝敗退

2015-06-03 11:30:56 | テニス
昨夜錦織の準々決勝が行われました。相手は地元フランスの第14シードのツォンガ選手で、ランキングは低いのですが、ビッグフォーを破ってマスターズ優勝したこともある実力のある選手です。相変わらず強い風の中で、やや早めにスタートしました。

ゲームのポイントは、第1セットの出来にかかっていると思ってみていましたが、錦織の様子がおかしいのです。確かにツォンガのフォアなどは素晴らしいのですが、錦織得意のショットがほとんど入りません。長いラリーになっても、ミスが出るのは錦織の方で、ネットに出てもボレーミス連発で、ほとんどポイントが取れません。途中かみさんと、錦織はこのセットは捨てて、いろいろやってみているのかというほど駄目な試合でした。何と自分のサービスゲームを1度もキープできず、6-1で取られてしまいました。

2セット目も同じ流れで、良いところがないまま、5-2でツォンガのサーブになるとき、アクシデントが起きました。なんと金属製の板のようなものが風で外れ、観客席に落下したのです。負傷者も何名か出たようで、ゲームはここで中断となりました。約30分の中断でゲームは再開されましたが、この中断でいつもの錦織が戻ってきたのです。明らかにいつもの鋭いショットや動きが戻り、ツォンガのサーブを破り、続く自分のサービスゲームもしかっりキープしたのです。さすがにここまでで2セット目もとられてしまいましたが、この調子なら次が期待できる感じでした。

3セット目は、錦織の調子が上がり、ツォンガの集中がやや切れたのか、簡単に錦織がとってしまいました。4セットもほぼ同じ流れで、いつもの錦織が、素晴らしいリターンでツォンガの200Kmを超えるサーブを破り、錦織がとり2-2の対に持ち込みました。これならばファイナルセットもとれるのではと期待し、しかも同時に行われたもう1試合で、王者フェデラーが敗れるという波乱の情報が入りました。しかし4セット目は明らかに動きも悪く、ショットの切れもなかったツォンガが、最後の力を振り絞ったのか、集中力が戻ったのか、1,2セットの強さが戻ってしまいました。サーブも220Km台がビシビシ決まり、付け込む隙がなくなってしまいました。錦織も何とか粘っていたのですが、微妙に及ばずこのセットを取られ、準々決勝敗退となってしまいました。

負けはしましたが、絶不調のテニスだったのに、中断で自分のテニスを取り戻したのはたいしたものです。これで錦織の全仏オープンは終わってしまいましたが、ずいぶん楽しませてもらいました。今日の準々決勝では、昨年の決勝カードと同じ、ジョコビッチーナダル戦もあり熱い戦いが続きそうです。