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住まいのお手入れ「壁をキレイにお掃除」

2019-06-04 08:20:33 | 住まい全般

住まいのお手入れ~壁をキレイにしよう!~

 掃除には、材質や場所に合った掃除方法があります。それを知らずに掃除しては、効率が悪いばかりか、材質までを傷めることにもなりかねません。落ちないと諦めていたシミなどもちょっとしたコツさえわかれば簡単に落とすことができます。そうなると、掃除も楽しいものになります。いつもきれにして快適に暮らすこともエコの一つです。最近の住宅の壁紙は、ビニール壁紙が主流ですので、ビニール壁紙の掃除の仕方をお話します。 

 ビニール壁紙は、全体の汚れならば、住宅用洗剤で落ちます。また、手アカ汚れなど油汚れは住宅用強力洗剤で落とすことができます。しかし、ビニール壁紙は、ほとんどのものに凸凹がありますので、ただ拭いただけでは凹んでいる部分の汚れを落とすことはできません。洗剤拭きするときは、ブラシやタワシで円を描くようにこすると、きれいに取ることができます。ただし、表面を発泡させた柔らかいものは柔らかいブラシを使って、やさしくこするようにします。

 近年、禁煙ブームに伴い煙草を吸う人が減ってきているものの、まだまだ多くいてます。特に家で煙草を吸う人の場合、どうしても壁紙にヤニが付着します。この煙草のヤニですが住まいの洗剤でも落ちますが、ガラス用洗剤を使ってもよく落ちます。ただし時間がたったものは壁紙が黄ばんでしまいますので、きれいに戻すのは難しい場合もあります。愛煙家がいるお宅ではまめに掃除するか、あらかじめ黄ばみの目立たない柄や色を選ぶようにして下さい。

 ビニール壁紙にはカビ取り剤が使えますので、カビが発生したら塗ってしばらく時間をおいて下さい。カビが消えたら水拭きをして、アルカリ分を拭き取るようにして下さい。

 布壁紙の手入れ方法ですが、手入れはホコリを取るだけで、洗剤やカビ取り剤などを使った場合、シミになったり、色が抜けることがありますので使うことができません。言い換えれば、汚れがひどくならないように、まめにホコリ取りを行うことがたいせつです。最悪の場合は、張替えということにもなります。

 次に、石膏プラスター壁ですが、ふだんは、ポリバタキなどでホコリを取ります。そのうえで、時々から拭きしてホコリを落として固く絞ったきれいな雑巾で拭くとよいでしょう。汚れがひどい場合は、固く絞った雑巾に住宅用洗剤をつけて拭くことも可能です。手アカは、乾いた布にクリームクレンザーをつけてこするとよく落ちます。

 塗装した壁や化粧合板貼りの壁は、手入れ方法は石膏プラスター壁とほとんど同じ要領です。ただ、塗装している壁には住宅用強力洗剤を使わないほうがよいでしょう。また、化粧合板貼りでも、木目など印刷した紙を貼って表面を樹脂加工しているプリント合板の場合は、強くこすらないよう注意して下さい。また、油性ペンなどのよごれや油汚れの場合は、エタノールやメタノールを使うと落ち、化粧合板にも影響を与えることがありません。 

京壁や繊維壁、漆喰壁など和室に多いこれらの壁は水に濡らすとシミができたり、剥がれたりしますので、ホコリをハタキで取る以外に手入れ方法がありません。したがって、汚れがひどくならないように、まめにハタキがけをして下さい。但し、漆喰壁の場合、手アカなどを消しゴムや目の細かな(#400程度)サンドペーパーで軽くこすって落とすことができます。

いずれにしても、特殊な壁の場合、毎日のこまめな掃除が一番です。

 


磐余(いわれ)の道をあるく「桜井~飛鳥」

2019-06-04 07:32:06 | 地域と文化

磐余の道をあるく「安倍寺跡」

安部文珠院から北へ5分くらい歩いたところにあるのが「安部寺跡」です。安倍文珠院の前身のお寺といわれています。

安倍寺跡

      

 安倍寺跡は、よく知られている安倍文珠院の西南約500mにある飛鳥時代の寺院跡です。この地域一帯は阿部一族の本拠地といわれています。調査後、史跡指定(昭和45年3月)を受け史跡公園として塔跡、金堂跡、回廊跡の一部一部の基壇が復元整備されて残っています。

           

 安部寺は東大寺要録(12世紀初期の東大寺関係の記録)によれば宗敬寺(そうきょうじ)ともいわれ大化の改新の時の左大臣、安倍蔵梯麻呂(あべのくらはしまろ)の建立と記録されています。しかし、平安時代末期には衰退し鎌倉時代の火災により現在の安倍文珠院の地に移されたと言われています。

 この安部寺の範囲は200m四方で伽藍は南に面し、東側の土壇は金堂跡、西側の土壇は辺15mの塔跡です。北側にも土壇があり、未調査となっているらしいですが講堂跡だと言われています。また北に移して残っている平窯跡は鎌倉時代のもので安倍文珠院建立用の瓦がここで焼かれた可能性があるとされています。

 出土遺物としては、軒瓦があり、八葉単弁軒丸瓦と篇行唐草文軒平瓦が中心で、山田寺の瓦との焔縁性か指摘されています。珍しいところでは日本でも数例しか知られていないという唐三彩の獣脚(壷につく脚)があり、他には土器、素文鏡、金環などで、7世紀ごろから平安時代にかけての遺物が出土しています。

 安倍寺の創建時期は、出土した瓦等から山田寺(641~678年)とほぼ同じ時期で、法隆寺式伽藍配置に属するもので中央官人の阿部氏の氏寺として建立されたと考えられ、東接する文珠院西古墳をはじめとする阿部丘陵の7世紀の古墳とのかかわりについても注目されています。

 

             

基本情報

 桜井市安倍木材団地1丁目86

 JR・近鉄桜井駅からバスで5分

 問合せ先

  桜井市観光協会:桜井市川合260-2(桜井商工会館2F) TEL 0744-42-7530