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お薬手帳の活用

2019-06-12 08:00:09 | 健康生活

あなたの安全を守る「おくすり手帳」を活用しょう!

「おくすり手帳」はあたなに処方された薬の名前や飲む量、回数などの記録を残すための手帳です。この記録があると、医師・歯科医師・薬剤師がどのような薬をどのくらいの期間使っているのか判断できます。

 複数の医療機関にかかっている場合や複数の薬を処方されている場合などに、「おくすり手帳」を見せることで、同じ薬が重なっていないか、また飲み合わせなどについての確認も行ってもらえます。昨今はジェネリック医薬品の普及により商品名は違いますが同じ成分を含有する薬も少なくありません。「おくすり手帳」を参照することで、この別名同成分の薬も含めて重複投与されることを防ぐことができます。

 「おくすり手帳」は旅行した先や災害に遭って医療機関を緊急に受診する時などにも有効です。昨今の東日本大震災など大きな災害時にはさまざまな医療機関が応援にきてくれますが、肝心のその地での情報が使えないことが多くあります。そこでこの「おくすり手帳」が役に立ったと応援にいった看護師さんが言ってました。

 診察の祭に、「おくすり手帳」に手書きで記載し、次のチームの診察や他の病院に行ってもらう時の申し送りに活用できたので、とても有効な手段だったということでした。

 「おくすり手帳」は院外処方せんをもらったら調剤薬局で作ってもらい、病院や医院、歯科医院、薬局に行ったときは、毎回提出するようにしましょう。

 何かあったとき、「おくすり手帳」はあなたの命を守ってくれますよ。

 


磐余(いわれ)の道をあるく「桜井~飛鳥」

2019-06-12 07:32:19 | 地域と文化

磐余の道をあるく(ちょっと寄り道・「川原寺跡」)

 磐余の道から少し外れて西に10分ほど歩くと川原寺跡があります。

          

    川原寺は、飛鳥時代の天武天皇期には飛鳥寺、大官大寺とともに飛鳥三大寺として、下って持統・文武天皇期では薬師寺を加えて飛鳥四大寺に数えられ、朝廷に重用されてきた大寺です。これら飛鳥時代の大寺は、日本の正史である「日本書紀」にその創建目的や発願者等について比較的詳しく記載され、特に飛鳥寺は異様なほどに詳細に記述されていることはよく知られています。

  ところが、川原寺に限っては一切その記載が無く、また後述のとおり室町時代末期に焼失して以降完全に廃寺となったために寺伝も残されておらず、川原寺は創建目的や発願者は誰であるのかなど、全く知ることができない、当時の大寺としては実に不思議な寺院で、これもまた飛鳥の七不思議ともいわれると思います。

 このため当寺院の創建年次は諸説あるが、未だ確定するには至っていないとのことです。しかし、「日本書紀」「続日本紀」等の川原寺で行われた諸行事記録や発掘調査による伽藍遺構、出土瓦などの遺物などから、当寺院は、斉明天皇没後から天武朝初期までの間、即ち661~670年代の間に斉明天皇の冥福を祈る為に、天智天皇が発願し斉明天皇の宮であった川原宮(※1)の故地に建立されたのではないかというのが最も有力な説となっていると言われています。


                


                     



        


基本情報

所在地: 高市郡 明日香村川原1109 TEL 0744-54-2043

拝観時間:9:00~17:00年中無休(特別な事情がある場合を除く)

拝観料:300円

その他:本堂拝観写経コース (要予約)・受付時間:9:30~(受付終了:14:00)約90分、1700円