書き入れ時

今月に入ってから園長の口から「書き入れ時」なる言葉が出て来ました。

大体の意味は知っておりましたがおさらいのつもりで調べてみると

まぁ、間違ってはおりませんでしたね。

で、園長がおっしゃるには去年一年間の売り上げを振り返ってみると11月が一番多かったんだそうでありますよ。

理由はいくつかあるのでしょうがまず切り花そのものの品質が暑い時期に比べて良くなりました。

比較してみると一目瞭然・・・こちらが約1ヶ月前の切り花で


こちらが今日の同じ品種


茎の長さも花の大きさもずいぶん立派になった・・・ぢゃまいか。

これは、前にもちょっと書いたことがありますが・・・気温が下がったことによってつぼみの成長が遅くなったことにあります。

だから夏場ならつぼみが着いてから花を切れるようになるまでに1ヶ月半ぐらいだったのが今の時期だと2ヶ月近くかかっているのかも知れませんよ。

つまり、切れる花の数は暑い時期よりも少なくなっているはずなのですがそれをカバーしてなお余りあるぐらいの単価がついているんでしょうねぇ。

そんな話を聞くと今までにも増して花を切る手に力がこもる最近の賢パパであります。

しかし・・・「好事魔多し」の諺がありますから油断をしてはいけませんよ。

今日の作業の時に見つけたこんな葉っぱ。


「うどんこ病」の初期段階ですが・・・病状が進むとこうなってしまいます。


こうなるともう商品としての価値はありませんから・・・早急な対応が必要となります。

園長に報告して午後から薬剤の散布をしてもらうことにいたしました。

ちょっと気になる所ではありますが・・・悪いニュースばかりではありませんよ。

以前にブログでも紹介した新しい苗の事です。

植えたばかりはこんなだったのが


今はこんなに立派に育った。


時期が来たらこの苗の根元をこんな風に折り曲げるのですが

園長にそのタイミングについて訊いてみました。

すると・・・時期的にはもう十分なんだけど今曲げてしまうと収穫の時期が1月の初めになるそうで・・・正月休みに花切りをするのを少しでも少なくするためにまだ折り曲げをしないで待っているんだそうですよ。

なるほど・・・そこまで考えているんですねぇと感心しきりの賢パパでした。

そうそう、忘れるところでした。

11月に値段が高いのは品質が良いからなのは勿論ですが・・・消費量も多いからです。

ブライダルへの需要の他に最近では11月22日の「いい夫婦の日」にバラをプレゼントするのが流行のようで。

皆さんも是非今年はバラを贈ってみてくださいね～。