Kenshunブログ Swingin' Cafe♪

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My One and Only Song #74 Wyolica 『Blues No.8』

2013年08月31日 | Music

「My One and Only Song」

僕が独断と偏見でチョイスした唯一無二の一曲

大好きな曲、思い入れのある曲、泣ける一曲など心をこめて

一曲入魂でお届けするコーナー


第74回目に紹介したのは、Wyolica『Blues No.8』(1999)

2001年8月のシングル「チャイム」のカップリングで、オリジナルアルバムには収録されていないのだが

2004年発売のベスト『Wyolica Best Collection』 には収録されていることから

本人達にとっても愛着のある曲だということが伺われる


歌詞にあるように毎年8月の終わりになると必ず何度も何度も聞くナンバー

“それはまるでジャズのような感情で”

というフレーズがとてつもなく好きでたまりません

“沈まないで 沈まないで”

夏の太陽と同じように熱く燃えたはずの恋が終わってゆく

逢いたくても届くことのない相手への言葉にならない想いを

沈んでゆきそうな夕日と夏の終わりに重ねながら

まるで真夏の蜃気楼のようにゆらゆらと消えてゆく様を見事に表現している名曲



Wyolica『Blues.No.8』

 
 誰かとめて 夏をとめて 八月の終わりは
 低くうなだれたブルースのように胸をしめつける
 逢いたくても 逢いたくても 届かないあなたへ
 逢えなくても あきらめたとか そういうことじゃない

 だけど戻らない わからない 終わらない季節はない
 お別れの言葉のひとつも言えなきゃしょうがない

 それはまるでジャズのような感情であなたのこと
 愛したこと失ったこと全てを隠せずに
 八月の終わりにやってきて紫の空気を
 この体のどこかに染み込ませてゆく

 あなたのもと 急ぐように 八月の終わりは
 強く身がまえたロックのようにノドをかわかせる
 夜か来なきゃ 星もまるで 輝かないように
 この美しい夕日が溶けてなくなってゆくなんて

 まだ沈まない とまらない ここに置き去りにして
 あともう少し 少しだけ 沈まないで 沈まないで

 それはまるでジャズのような感情で
 愛したこと失ったことすべてを
 八月の終わりにやってきて
 この体のどこかに染み込ませてゆく


作詞/azumi 作曲/so-to 歌/azumi(Wyolica)



wyolica-Blues No.8

wyolica Best Collection 1999-2004~ALL THE THINGS YOU ARE~
wyolica
エピックレコードジャパン

デビューから2004年までに生み出した曲の中からメンバーが選び抜いたベスト・アルバム。アコースティック・ギターの響きと優しい歌声を最大限に活かしながらも、どん欲な彼らのさまざまな側面も1枚に詰まっている。

【wyolica(ワイヨリカ)】
個別に活動していたazumi(札幌出身)とso‐to(大阪出身)が、それぞれ同時期に別々に応募したsonymusicのオーディションをきっかけに知り合い、1997年春にユニットを結成。
ユニット名をwyolica(「草原の民」という意味の造語)に決定し、1999年5月21日シングル『悲しいわがまま』でデビュー。プロデューサーは大沢伸一。
優しく透明感のあるヴォーカルと、穏やかで切ない歌詞・メロディーを核に、振れ幅のある、かつオリジナリティー溢れるアイデンティティーを披露。
9月29日には7年ぶりとなる超待望のフルアルバム『Castle of wind』をリリース。
2013年5月31日、東京・渋谷JZ Bratにて行われたAzumiのソロライブ「Azumi new album "NEW STANDARD" Release Live」第1部のアンコールで、Azumi本人がWyolicaを解散することを発表した。


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