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稚内海上保安部所属巡視船「しらかみ」解役式

2012年01月19日 | FM Wappy

1月18日

海のもしも118番の日でもあるこの日。

稚内港北洋埠頭北岸壁において、

稚内海上保安部所属の巡視船「しらかみ」の解役式が行われました。


「しらかみ」は昭和52年、東北造船株式会社にて建造され、

同年3月24日、函館海上保安部に配属。

その後、昭和54年に江差海上保安署を経て、

昭和61年11月1日、稚内海上保安部に配属されました。

以来、25年間もの長きにわたり宗谷の海を守ってきました。


「しらかみ」は生まれてから35年間で総航行距離41万海里(76万㌔=地球19周分)。

この間、礼文島からの急患輸送やロシア船の火災海南など264件の海難に出動し、

44隻の船舶、及び309人の人命を救助しました。


解役式では鈴木啓之稚内海上保安部長による式辞、続いて献酒、

白のペンキで船体の「しらかみ」の文字を塗りつぶす船名抹消、

最後は国旗と海上保安庁旗を降下し返還して終えました。


「しらかみ」の最後の船長となった加藤太介船長以下乗組員約20名は、

『「長い間、お疲れ様でした。」という気持ちでいっぱいです。』と労っていました。



巡視船「しらかみ」

献酒の様子

船名抹消の様子

長い間お疲れ様でした


僕は平成15年、FMわっぴ~の取材で“氷海域ライブ”と題し、

単身、「しらかみ」に乗り込み、サハリンとの国境近く流氷帯域まで同行取材しました。

宗谷海峡と周辺海域での流氷観測や、通航船や不審船への注意喚起の模様をリポートしたり、

船内の様子を伝えたり、乗組員と一緒に食堂でカレーを食べたりしました。

思えばこの日は今日の解役式同様に青空が広がる好天でした。

「しらかみ」から眺めた、流氷帯域のダイナミックな景色は今も目に焼き付いています。


そんなわけで「しらかみ」は個人的に何かと思い入れがある船でした。

ちょっと寂しい気がしますが、今回の解役式に立ち会えて良かったです。

本当に長い間お疲れ様でした。。。




当時の海保の広報誌「最北ねっと」に掲載されました。
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