けんけん日記 ~おもしろき こともなき世を おもしろく~

名古屋にて某会社を経営、その実態はトライアスリート&四国お遍路公認先達、そして「モノノフ」。(笑) 日常を綴っています。

カミさんに感謝

2016年03月02日 | 家庭
ちと、カミさんに感謝する話。 
 
長男が無事高校を卒業。




昨晩帰宅した長男から、お父さんの祝辞、良かったよ!
と言ってもらえました。最初に噛んで焦ったけど(笑)、
後は上手だったし、良い事を言ってたと。坂本龍馬の話も
ピンと来ていたそうです。素敵な父子関係だ。(笑)
 
さて、PTA役員3年間の集大成のようなお役目を終えた訳
ですが、まさか自分がこの高校の卒業式に、壇上で話す
ような機会が訪れるとは・・・、27年前の自分には想像
も出来ないことでした。
 
実は私、この高校が大っ嫌いだったんです・・・。
もう憎んでいました。(笑) 今でも覚えていますが、
自分の卒業式の日に、2度とこの門をくぐるか!と思った
し、卒業後はずっと近くに行くのも嫌だった。校舎を見る
と吐き気がするレベル。(笑)
 
3年前、そんな学校からある縁でPTA会長就任の要請を
受けました。やるか、ボケー!って思いましたね。(笑)
 
その時、カミさんが私に言ったんです。
「受けて欲しい。PTA会長をやって欲しい」と。
 
カミさんは私がこの高校を嫌っているのをよく知っていま
した。それが長男がこの学校に通うことになった。私自身
は自分と長男は違うから長男が行くのは構わないし好きに
すればってスタンスだったんですが、カミさんには長男が
通う学校を父親が嫌っているのは辛い事だったらしい。
 
私がPTA役員をやり学校と関わる事で、何か変わってくれ
ないかと願ったようです。
  
カミさんの願いで引き受けることになったんですが、PTA
役員として初めて高校の門をくぐり、校舎に入った時は、
本当に吐き気がしましたね。(笑) 正直・・・最初の
内は先生方への態度も悪かったです、心が高校時代に戻っ
てしまった。(笑)
 
それから3年、PTA活動を通して学校と関わる中で、先生
たちが子ども達のために一生懸命なのがよく伝わりました。
少しずつ僕の頑な心が溶けていき、良い学校だと思うよう
になりました。だからと言って管理教育の全盛期、あの頃
自分が学校に反発したのを今でも否定はしませんが、若さ
故の未熟さも多々ありましたね。27年も経って、やっと
そんなことに気付けました。(笑)
 
昨日の卒業式の最後、校歌が歌われたんですが、気付いた
ら私も口ずさんでいました。信じ難いことですが(笑)、
これがこの3年間のPTA活動の結果なんだなと思ってます。
きっと、このために私はやってきたんでしょうね。
 
カミさんが、あの時「やって欲しい」と言ってくれた事、
本当にありがとうと思っているのでした。



 
左が私で右が長男の卒業アルバム。





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