稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

往馬玄武館と宝剣会の稽古(2018年10月27日)

2018年10月28日 | 剣道・剣術
午前中は、同門のK芦先輩(五段)を誘って生駒市武道館の稽古へ。
この稽古は非登録の「往馬玄武館(いこまげんぶかん)」という稽古会で、
奈良尚武館、雲耀館のメンバーが中心になっている気楽な稽古会である。

9時半~11時過ぎまでの稽古だが、最近は9時半前には稽古が始まることが多い。
基本稽古が嫌いな私は10時頃に行って、回り稽古から参加する事が多いが、
きょうは同門K芦先輩のエスコートのため9時前には到着した。

参加者は9人。A藤七段がお休みなので指導は私が任された。
基本稽古に重点を置き、途中で色々な注意を挟む。
これはすべて師匠(誠先生)から木曜会で教わった内容である。

基本の後は2分間の回り稽古。
休憩を入れて1分間の「気を抜かない回り稽古」で終了。

事務所で軽く仕事をして、割れた竹刀など修理。

夜は同じ生駒市武道館で宝剣会の稽古。
参加者は4人と少ないが、猛者揃いなので結構ハードである。
案の定、石丸師範には文字どおりボコボコにされた。
(宝剣会は撮影禁止である)


(生駒市武道館の稽古会「往馬玄武館」の稽古風景)


(夜は同じ生駒市武道館で宝剣会の稽古、撮影禁止なので入り口にて)


【感想・反省点】

往馬玄武館(いこまげんぶかん)の稽古では、
先日の審査で五段を落ちた者が2名、11月の六段審査を受ける者が2名なので、
審査向きの注意点を織り交ぜての指導稽古に徹した。
------------------------------------
遠間触刃で発声すること。交刃の間以降で発声してはならない。
自分の打ち間を知り、そこから体勢が崩れない打ちをすること。
待って打つのではなく、打つも捌くも自分から一歩入ること。
残心は肩残心もしくは引き残心で目付けを離さないこと。
(一部の人には乗り残心もやってみせた)
返し胴は前ではなく横に捌くこと。
技が決まらなくても「自信を持って打った」と表現すること。
------------------------------------

たまにしか行かず、短時間であれこれ指導したので、
さてどこまで理解してもらえたかどうか気に掛かるが、
ともかく稽古では課題を明確にし、課題の克服に努めて欲しいと思った。

-----------------

宝剣会の稽古では近間難剣強剣の石丸師範と10分を超えるような稽古をした。
「手先で打たず足腰を使って思い切って打ち込め」とは言われるが、
それをやると「待ってましたと」ばかりに返し胴を打たれる。
防ぎ上がった右小手を斜に打ったり、逆胴を打ったり、二段三段に打ったりするが、
いずれも自分が思い描くようなキレイな剣道では無い。
まだまだ悩みは続くのである。

A山七段には追い込んで面を打った時に、下からの上げ小手をいただいた。
A山七段も待って防いで返す剣風なので、引き出すような技は難しく、
あの手この手を繰り出しての乱戦となってしまう。ああ難しい。

N村五段は引き出せるのだが、防ぐのが上手いというか身を縮めて防ぐので、
これまた有効打突にするのが難しい。いつも返し胴か出小手しか打てない。
身を縮めて防ぐタイプに面を打つにはどうしたら良いのかという研究が続く。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 剣道初心者への不適切な指導... | トップ | 四條畷市南野、龍尾寺(2018... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

剣道・剣術」カテゴリの最新記事