稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

自作アルコールバーナーを作ってみた

2019年01月29日 | つれづれ


実は、密かに車中泊を考えている。
本格的なものではなく、ただ寝袋に入って寝るだけ。
デリカなら気軽に出かけて好きなとこで眠ることが出来る。

若い頃はバイクにテントと寝袋を積んでキャンプしていた。
今はそんなことはしない。コンビニを使えば暖かい食事も出来る。
いつか車中泊をするため、予行演習で、自宅の車庫で寝ようと思ってたら、
家人から「追い出されたみたいで近所に笑われるよ」と言われ断念した。
確かにそれはちょっとばかり恥ずかしい。

それはそうと、昨夜、晩飯のあとで、
youtubeで「車中泊」を検索していたら
自作アルコールバーナーというのが関連で出て来た。

缶ビールの空き缶2個を使って簡単に出来るらしい。

さっそく作ってみた。

上(バーナー部)と下(底部)は指定は30mmの高さだが適当に切ったら32mmだった。
外の小穴は千枚通しで小さく開けてから電動ドリル。
2.5mmを18個とあったが適当に開けていったら12個になってしまった。

上(バーナー部)の中央の穴は千枚通しでいくつか穴を開け、
そこにハサミを入れて強引に切ってあとは金属ヤスリで形を整えた。
指定は35mmだったが、500円玉で線を引いたので30mmぐらいになってしまった。
駄目ならあとで広げりゃ良いのだ。

上(バーナー部)と下(底部)は同じサイズである。
上(バーナー部)は、穴を全部開けてから切り取るほうが良い。
私の場合は切り取ってから穴を開けようとしたので、
ふにゃふにゃして作業がしづらかった。

中央の仕切りは空き缶の余りで作る。
外側の高さ(今回は32mm)より7mm幅広く、帯状に切り取って、
中央の膨らみに合わせて径を小さくしてホッチキスで止める。

あとは下(底部)のほうにラジオペンチでひだを作って若干小さくして、
中壁を入れてはめ込むだけ。

燃料は薬局やホームセンターで売っている燃料用アルコール。(飲んだら死ぬよ)

構造は2重構造で、
中央に火を点けると、外側のアルコールが暖められ蒸気になる。
それが上(バーナー部)の外側のジェット穴で炎になるという仕組みだ。


(熱で、二重構造の外側の圧力が高まりアルコール蒸気が小穴から出てくる)


(燃焼実験)


(燃焼実験のあと、中壁のホッチキスが見える)


(せっかくなので、お昼はこれを作ってみた)

初めて作って、しかも適当に作ったがうまく燃えてくれる。
最初はポヤポヤ~と頼りない燃え方だったが、アルコールが温まると軽快に燃える。
オリジナルより本格燃焼まで時間がかかるのは中央の穴が小さいからかも知れない。

製作時間は10分間程度。
今回は、適当な五徳が無かったので、
次回は折りたたみの簡易五徳を作ってみようと思う。

アルコールバーナーは、本格的な調理には不向きだが、
ちょいとお茶を淹れる分には、気分転換に良い小道具になると思う。
コメント
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