田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

城島町でエツ祭り

2019年06月25日 | 日々の出来事

 城島町で「エツ祭」がありました。今年で16回目だそうですが、初めて行きました。筑後川河川敷が会場です。赤いトラス橋は六五郎橋。

  堤防がステージで、橋の下が観客席です。地元の人たちの小さな手づくりの祭りです。

 祭りのテーマになっている「エツ」とはカタクチイワシ科の魚で、日本では有明海だけに生息しています。産卵期になると筑後川の汽水域に遡ってきて、今の時期だけ漁が解禁されます。この日、会場ではエツの南蛮やから揚げなどが提供されていました。

 葦の葉で巻いた粽も売られていました。 

  子ども向けの屋台も出ていました。

 葦簀編みの実演です。後ろは葦の群落です。城島町の筑後川河岸には葦が群生しています。地元の人たちにとっては残したい大切な風景です。

 下の写真がエツです。銀色に光る薄刃のようです。傷みが早いので有明海の周辺にしか出回りません。いまの季節、城島町や大川市の料理屋ではエツ料理が出され、エツ漁の屋形船も出ます。エツを食すには、ここに来るしかありません。

 若いころ久留米の居酒屋でエツの刺身を食べたことがあります。それから長い間エツとは縁がありませんでした。たまたま2年前に地元城島町のスーパーに出ているのを見つけ、久し振りに味わうことが出来ました。

 エツは小骨が多いので丁寧な骨切りが必須です。珍味とも言われますが美味しいです。ただ季節が限られ漁獲量も少ないので値が高いです。刺身のほか、から揚げや煮物など様々な料理法があります。

 この日は気温は高めですが、空気が乾燥していて過ごしやすかったです。九州は梅雨入りが遅れています。

  投げ網体験です。漁協の方が手ほどきをしています。

  模範演技では、さすがに綺麗な円に網が広がります。素人が投げると三日月のようにしかなりません

 暑くても吹きゆく風が気持ち良い、6月とは思えない天気でした。いつも見晴らしの良いこの堤防道路を車で行き来しています。

  露店のビー玉を見ていると童心にかえります。

 昨日は草刈りと庭木の剪定をしました。最初は前に刈った雑草の片づけだけをしようと思ったのですが、やり出すときりがなく気がついたら1時間半も経っていました。腰は痛くなるし、息が上がってもう限界でした。日ごろの運動不足がたたります。

 狭い庭なのに、まだだいぶ手入れが必要です。無理をせず一日一事でいこうと思っています。

 

 

 

  

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 田植えの季節 朝倉の重連水車 | トップ | 初盆の準備 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
模範演技 (tango)
2019-06-27 03:42:39
何でもベテランは経験の知恵で上手いですね
葦の実演も見たいものです
九州様の近辺は自然の宝庫?
車で回られるのに良いコース
エツ・・・名前は聞いたことがあります
お魚やさんでいろいろな種類を買ってきますが
そういえば<買ったことがない>ですね!
お魚料理が多いのですが、、、
私は食べる係で<?>お魚の名前を知らないで
食すだけ!・・・
おはようございます (九州より)
2019-06-27 06:18:50
筑後川の堤防道路は眺望が開けていて絶好のドライブコースです。
エツはあまり一般に出回らないので、
なかなか食べる機会がありません。
酒の肴にもってこいです。
エツ祭で葦子笛を売っていたので、
孫への土産に買いました。

コメントを投稿

日々の出来事」カテゴリの最新記事