田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

桜散る秋月城下を歩く

2016年04月08日 | 季節の花巡り

  もう遅いかも知れないと思いながら、朝倉市の秋月城址に行って来ました。青空ではないですが、まずまずの天気でした。

 旧道に架かる眼鏡橋です。1810年の架橋で、花崗岩でできているそうです。これより左が秋月城下になります。

 

  観光客は普通、ここから野鳥川に架かる橋を渡って城址に向かいます。橋のたもとには茶店があります。写真は反対側の杉ノ馬場から撮っています。

 

  500メートルほど続く杉の馬場です。桜は満開を過ぎ、落花盛んといったところですが、まだ見応えがあります。黒い部分に見える白い斑点は疵ではありません。翌日には春の嵐が吹いたので、もう終わりでしょう。どうにか観桜に間に合いました。

 杉ノ馬場の通りは両側で200本ある桜並木になっています。通りは、舞い散った桜の花びらでピンクに染まっています。これらの桜は日露戦争の戦勝記念で植えられました。

 

 秋月中学校の木造の武道館です。中からは元気な掛け声が聞こえてきます。今日が始業式だったのでしょうか、自転車で帰途につく子ども達が、武道館の2階から顔を出した友達と大声を交わしています。

 映画「男はつらいよ」の一場面を思い出しました。秋月ロケで、寅さんが旧校舎にいる秋月中学の子ども達と声を交わすのです。以前にも書きましたが、この町を歩いているとどこか尚武の気風を感じます。 

 

  濠に架かる瓦坂を見ます。右手はお城の表御殿だった所です。 

 

  長屋門に行く階段です。この上は梅園公園で、元は奥御殿でした。

 

  長屋門の前に咲いている桜です。大島桜のような気もしますが、花に詳しくないのでわかりません。全体に白くて清々しい花です。

 

  秋月中学校です。城址に建っています。家内が中学校を見たいというと、この学校のことです。どこか懐かしく品があって、私も好きな建物です。秋月の雰囲気をよく表わしています。確か、コマーシャルフィルムの舞台にもなりました。 

 

  この小路を下ると昔の町割りが残り、武家屋敷跡などの史跡が点在しています。 

  

  城址からの帰りにも桜のトンネルを通ります。後ろから中国語が聞こえてきますが、中国の方か台湾の方か分かりません。家族か友達連れのようです。こちらも気にもしません。

 

  橋から野鳥川を見下ろします。寅さんもこの景色を見たのでしょう。いまだにファンの中にはロケ地探訪をしている方もいるようですね。 

 

 

 

 

 

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2 コメント

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秋月 (tango)
2016-04-08 20:57:27
私も大好きなところです
いい時期に行かれましたね~~
私は小石原から山の中のルートを通過して
何回か尋ねました
ベストシーズンでないので九州様の写真の雰囲気で
秋月が楽しめます
返信する
おはようございます (九州より)
2016-04-09 08:54:20
秋月は良いところですね。
満開は過ぎていましたが楽しめました。
小石原から来る道路は、ダム工事で数年間通行止めです。
迂回路があります。
返信する

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