田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

柳坂曽根の櫨並木

2020年12月04日 | 耳納北麓

 毎年、11月下旬には耳納北麓の柳坂曽根を訪れます。ここには高曽根川沿いに、1.1キロにわたって200本余りの櫨の木が植えられています。例年は櫨の紅葉にあわせて祭りがありますが、今年は取りやめで出店もなく静かです。「曽根」とは川の自然堤防のことです。

 下流にも櫨並木が続いています。

 この地方の櫨は、藩政時代に殖産興業の一環として植林が奨励されました。櫨の実から採れる木蝋は藩の財政を潤したといわれています。

 少年時代、櫨の木は家の近くの畑などでよく見かけました。いまでも、この地方には所々に櫨並木が残っています。

 上流へ歩いていきます。

 

 櫨と柿畑は筑後地方の晩秋の風景です。

 

 戻ってきました。

 新聞には例年よりも紅葉が綺麗だ、という地元の話が出ていました。でも昨年の方が良かったと思います。温暖化や木の老化で、昔のような鮮やかな紅葉は見られなくなりました。

 

 

 

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2 コメント

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晩秋の風景 (tango)
2020-12-04 06:02:09
良い散歩道ですね!

美しい日本の風景が楽しめますね。九州様は
筑後の美しい風景を見せてくださいます。近いので行きたい・・しかし行けない・・行きたいところだらけです。
こんにちは (九州より)
2020-12-04 12:37:30
いまの道の駅には柿がたくさん並んでいます。
晩秋の筑後平野の風景は心が和みます。
少し寒くなりました。

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