田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

去年の秋の草野町散策(下)

2021年08月24日 | 耳納北麓

 このあたりは植木の圃場林です。ハイキング気分で舗装道を歩きます。

 

 視界が開けたところに出て来ました。この写真は別の日のもの。ここから先は柿畑が続きます。

 柿畑の中にも道案内。東西に延びる耳納連山の麓を歩くので、迷うことはありません。

 柿の収穫は終盤に入っていました。

 果樹は稲作のように機械化はできず、人の手が頼りです。

 柿畑は山裾のこの高さにあります。このあたりは筑後川の中流域にあたり、向こうの山並みは朝倉郡です。江戸時代でいえばお隣の筑前の国になります。こちら側は筑後久留米藩です。

 

 爽やかな晴れの日、山里の秋です。

 この時期だと柿の品種は富有でしょうか。もう少し早いと太秋などありますが、草野町で何が栽培されているかは知りません。

 犬も畑に出て来ていました。おとなしく繋がれています。

 耳納北麓の山本・草野地区では古くから柿栽培が行われてきました。しかし近年になると、東の方の浮羽郡や筑後川対岸の朝倉郡で柿栽培が盛んになり、今ではそちらの方が大きな栽培面積を占めています。

 ここから里に下ることにします。

 むかしは柿の木は田畑の畔や山畑、庭先などに植えられていました。柿の木がある風景は、子どもだった頃の原風景です。

 季節の花、皇帝ダリアと耳納の山並み。

 麓近くまで下ってきました。この家では椿油を搾っているようです。草野は椿の町でもあります。

 久大本線の筑後草野駅です。以前は古い木造駅舎に古道具屋が店を開いていました。三十年近く前に火災で焼失し、新しい駅舎になりました。観光会館と表示されていますが、無人駅です。

 日田行きの列車が来ました。上りの列車とここで行き違います。鉄道の旅をしたい気分ですが、車まで戻らなければなりません。山辺の往還を引き返します。

  夏の長雨が明けたと思ったら、日の暮れが早くなりました。ツクツクボウシも鳴く練習を始めています。忍びよる秋の気配がします。

 

 

 

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5 コメント

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西鉄電車 (tango)
2021-08-25 07:17:39
久留米までは仕事で六ツ門迄よく行きました
(東町で会議)
ところが西鉄電車は乗ったことがないのです?
久留米JRから西鉄電車にはどこで乗り換えるのですか?
教えてください。
新幹線で博多まで・・乗り替えて久留米駅・・・
乗り換えて西鉄久留米駅・・目的地まで
タクシーの予定ですが・・・
返信する
おはようございます (九州より)
2021-08-25 08:30:34
JR久留米駅から西鉄久留米駅までは、距離にして2キロです。
JR久留米駅の東口に、各方面に行くバス乗り場があります。
西鉄久留米駅経由のバスが多いのですが、
運転手に確認されると良いでしょう。
西鉄駅まで約10分です。
1時間に何本も発着しているので、
急がなければバスでいいと思います。
返信する
追加です (九州より)
2021-08-25 08:36:23
タクシーだと、待ち時間なしで所要時間は5分ほどです。
少し訂正ですが、バスは15分ほどかかります。
返信する
裁判所 (九州より様)
2021-08-25 11:23:23
よくわかりました
裁判所までに行くのに西鉄久留米まで行くのかなと
思っていました。久留米駅からタクシーで行けば近いですね。助かりました。聞いてよかった!
ありがとうございました
新幹線で博多まで→久留米駅まで乗り換えて
そこからタクシーで行きます。車の移動で慣れているのですが、列車は田舎者です(^^♪
返信する
tango様 (九州より)
2021-08-25 12:19:16
行かれるのが久留米の裁判所でしたら、西鉄ではなくJR駅の近くです。
JR駅久留米から徒歩で15分、タクシーだと数分です。
暑いのでタクシー利用が良いかと思います。
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