田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

「思い出のアメリカテレビ映画」 (瀬戸川宗太)平凡社新書

2015年05月18日 | 読書・映画日記

 私の家にテレビアンテナが立ったのはいつだったろうか。確か小学4年か5年生の頃だったと思う。両親が当時の皇太子ご成婚のブームに乗って買ったのかも知れない。

 ただ昭和30年代は日本のテレビ業界は黎明期で、まだ十分なドラマ制作力がなく、アメリカから多くのテレビドラマシリーズを輸入していた。本書はそれらのテレビドラマを、その時代の特性と関連付けながらアメリカでの位置づけや出演俳優など、年代を追って紹介している。

 本書を読んでいると、あの頃の家庭や学校での生活の様子が思い出されてきて懐かしい。巻末には138本ものドラマがリストアップされているが、もちろん私はその一部しか見ていない。それでも小学校高学年から高校にかけての10年近くで30本は見ていたことになる。私と同世代の者はこれらのドラマを毎週のように見て、アメリカの風俗や文化に親しんだものである。

 幾つか番組名を挙げると、名犬ラッシー、ローンレンジャー、ローハイド、ララミー牧場、ライフルマン、ブロンコ、シャイアン、サンセット77、サーフサイド6、アンタッチャブル、コンバット、ベンケーシー、逃亡者、ルート66、ルーシーショー、じゃじゃ馬億万長者...etc。それらの主題曲が脳裏に浮かんでくる。ライフルマンは日本語の歌詞だったので、1番は今でも歌うことが出来る。

 ところで、ルート66の番組の終わりに主題歌が流れていたと記憶している。しかしユーチューブでアメリカ版を見ると、軽快な器楽曲が流れているばかりである。日本で放映するときに変えたのだろうか。

 

 

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