HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

また、ミニ同窓会

2014-10-16 | 【独り言】

0661 

二つの展示会が終わって、紅葉が山から下り始めている。

夏の絵更紗展の後には、「慰労会」と称しておいしい寿司を食したから、
今でもミニ同窓会の接点にその展覧会はあると思っているし、その真ん中にはいつも幸ちゃんがいる。
去年の京都展では、福岡から同窓夫婦も参観に見えたし、思いがけず翌朝の京都植物園巡りが飛び入りした。
今年の京都展では、体調を崩されたとかで元井先生とは会えなかったから少し残念な思いをしたけれど
幸ちゃんのお仲間にも京都で会えたからまた一つ、愉快な記憶が残ったことになる。

ボタニカルアート展では、何人かに広報をしたこともあって
兵庫展の責任者として走り回った小西さんからは、思いがけない人が見に来てくれたよ…と。

全国規模の作品は、さすがに見ごたえのあるもの、女房殿は二巡してしまったようだ。

楽しみにしていた二つの展示会が終わった…と思っていた矢先、
今度は東京の藤本から突然来明の報。

東京近在のメンバーで続けているミニ同窓会「114会」には
ここ三年出ていないから久し振りだったし、
哲ちゃんを呼びたいと言うことだったから楽しみにしていた。
彼とも、舞子ヴィラ以来だ。

「そうそう、幸ちゃんは元気してるか?」の電話だったから、当然のことと声をかけておいた。

11月2日明石駅夜6時、約束時間に出掛けると哲ちゃんご夫妻、誠子さんも同級生である。
浪人時代、タチオアイの花に元気を貰える…と言ったこと、
学生運動に傾いていたことを覚えていてくれて、柴田翔の「されどわれらが日々ー」を紹介してくれたこと。
何度もワーグナーの指輪やマーラー、ブルックナーを聞いた記憶が蘇る。

遅いなぁ~、そう言いながら三人で改札口に歩き始めた時、藤本は反対側から歩いてきた。
幸ちゃんは予定通り(?)だけれど、マドンナも一緒だった。
『せっかくやし、ケンちゃん喜ぶ思ったし…』と、いつもの笑顔。
弁の立つ人たちが六人、とにかく話題は途切れないし、酒も途切れないし、当然だけれど食べ物はすぐになくなるし…。
こうした時々の、何を喋っても許されそうな輪の中で過ごす時間は、ありがたいことだ
そう話していたら、マドンナがこんな話をした。

『私は、150歳まで生きる…、楽しくしてると長生きできる』
何杯目かの焼酎のお湯割りで話が時折途切れる哲ちゃん
生ビールと水を交互に飲みながら、生徒会時代の苦労話を訴える藤本
男二人を前にしてこちらも何杯目かわからない焼酎の水割りを口にしながら、マドンナだけは弁舌さわやかだった。

仲間の何人かはもう故人だけれど、元気に還暦を過ぎ衰えることのない議論を
何十年前と同じように展開できる同窓と交わしていると、確かに長生きはしたいと思う。


哲ちゃんご夫妻と駅前で別れたのが11時直前、
駅前のグリーンホテルで泊る予定の藤本はまだ話し足りない様子だったから、宿まで押しかけて(?)話続けた。

結局、下りの最終には間に合わず、二人は西明石駅からタクシーで大久保まで走り、
幸ちゃんが匡子さんを車で自宅まで送り届けることになってしまった。

そんなこんなのミニ同窓会がこれから先も、何十年も前に大騒ぎしていたこの明石で続くのだろう。



この集まりには、後日談がある。
あろうことか、その数日後の珍しい(?)藤本からのお礼メールに、
月末に明石再訪の予定がある、またやりますか??の書き込み。
私は夜九時まで仕事だからと返信していたら、しっかりと当日九時過ぎに連絡が入った。
明石駅高架下の「炉ばた」で、哲ちゃん夫妻は欠席だったが、岡本が呼ばれ
もちろん(?)幸ちゃん、マドンナは連続参加だったから想定外のひと月二度のミニ同窓会になった。
前回、最終に間に合わなかったと思っていた二人だけれど
西明石駅始発の下りに間に合って、大久保まで帰りつけたそうで
焼酎水割りン杯のマドンナをしっかり幸ちゃんはマイカーで自宅まで送り届けたそうだ。


OCNブログ人  2009-11-05 10:31:07


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