HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

アメリカスズカケノキ(亜米利加篠懸の木)

2022-01-23 | 【独り言】

公園の中に育つ樹木はどれだけの種類になるのだろう。
中には丁寧に植栽されたものもあるだろうし、鳥が運んでそこに居着いたものもある。
時には、通路が作られた折に伐られたものもあるだろうし
空いた場所にその後植えられた幼木もあるのだろう。
何が基準で伐られたのか分からないけれど、自然に残されてきたもので成り立っていた森。

築城400年、石垣を見せるため、その後は石垣を保全するため…と
目的をすり替え?ながら、まだまだ伐採は続いている。
鬱蒼とした樹林とまでは行かないのに、危険がある…と小さな森は消えた。
年間どれだけの利用があるのか知らないけれど
野球場や陸上競技場利用の一部の便宜を図るために伐られた何本かの樹木。
難を免れたこの樹も、北側半分が無残な姿になった。


































アメリカスズカケノキ(亜米利加篠懸の木)
 スズカケノキ科スズカケノキ属 Platanus occidentalis
(2022.01.19 明石公園)

 
▲ アメリカスズカケノキ、モミジバスズカケノキの冬芽は「葉柄内芽(ようへいないが)」
葉柄の付け根に冬芽が隠れている。(画像は再掲)▼

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暮れのアメリカスズカケノキ
モミジバスズカケノキ アメリカスズカケノキ モミジバスズカケノキの葉 アメリカスズカケノキの葉
モミジバスズカケノキの果実 鈴懸のこと モミジバスズカケノキの緑葉と雌花 スズカケノキの葉柄内芽



6 コメント

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アメリカスズカケノキ (花上 佐代)
2022-01-24 06:49:38
徒歩圏内にあるスズカケノキはいつも強く剪定されるので、20本くらいある木のうち実が垂れているのが見られるのは1本だけでそれもほんのいくつかだけです。何のための植栽なのかといつも腹立たしいです。
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たぶん人の都合でしょうね。 (林の子)
2022-01-24 11:26:40
人が自分の都合だけで、植えたり伐ったりするものなので、
殺風景だったら緑を増やそう、伸びた枝が邪魔になったら伐ろう、それでも育ちすぎてしまったら全部伐ろう…。
木はそういう運命なのでしょうか。
草はその点、大半が一年の運命だから、人の都合で次々新しいものが作られて
育てている方も、種子を集めて毎年蒔かれる。
手間暇かかるものは住みにくくなっているのでしょうね。
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綺麗な果実。 (こいも)
2022-01-25 00:24:44
林の子さん
スズカケノキ・・・素敵です。
果実はフウと比べるととっても優しそうですね。
枯れ葉と一緒に楽しそうです。
「葉柄内芽」は葉柄の付け根に冬芽が隠れているのですね。
これは花芽?葉芽?どちらになりますか?
(○'。'○)ん?また変なことを質問していますか・・・
ナツロウバイも同じと思って良いのでしょうか?
今日は強風の中ナツロウバイ見てきましたました・・・頑張って見たのですが小さくて上手く撮れませんでした。
とても寒かったので今日はあきらめましたが、また見てみたいです。
見られそうなものがありましたら、画像に残したいと思います。

葉のつけ根の穴の開いたところはパイプのよう~~~。とてもお洒落ですね。
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冬芽の呼称など。 (林の子)
2022-01-25 16:38:19
プラタナスの果実、確かにぶら下がっているのは「優しそう」に見えますね。
それでも一つ拾ってポケットに入れたりすると何百もの種子がばらけて大変なことになります。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/f34741b9429063a6ca3fba595b40dac4
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/bef41743706f128a8299fcb08452f2e9

「冬芽」と書いて、普通には「ふゆめ」と呼んでいるのですが
専門家?は「とうが」と呼ぶそうです。
蝶を数えるのに「一匹」では無く「一頭」と呼ぶのに似ているので
素人は素人らしく「ふゆめ」と呼ぶ方が良いように思っています。

冬芽は、普通は外から見える状態で枝に付くので大別して二種類。
①「鱗芽(りんが)/葉が変形したうろこ状のもの(芽鱗・がりん)に包まれている」と
②「裸芽(らが)/芽鱗に包まれていない」の二種類。
特殊な冬芽として二種類。
③「隠芽(いんが/葉痕に隠れていて見えない)」
④「葉柄内芽(ようへいないが)/葉の基部が芽を包んでいるので葉が落ちるまで見えない」
 これを葉柄内隠芽と呼び方もいらっしゃいます。
https://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/6f394fa7f535ae50f32e1e12b9bc1b4a

と言うことなので、ナツロウバイの冬芽は葉痕の上に目視出来る「鱗芽」
アメリカスズカケ等、プラタナスと呼ばれているものの冬芽は「葉柄内芽」
ただ、葉柄が落ちた後に出てくる冬芽は芽鱗に包まれているので「鱗芽」
その意味ではどちらも同じ、と言えそうです。
冬芽には、花芽と葉芽、各々が単独に芽生えるものと混生芽(こんせいが、或いは混芽・こんが)と呼ばれている、葉と花の芽が一つになったものがあります。
スズカケノキの仲間は、葉と花が一緒に入っている「混芽」です。
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ありがとうございます。 (こいも)
2022-01-26 11:58:25
林の子さん
色々教えていただきまして、ありがとうございます。
たくさんの事がごちゃごちゃになりそうですが、
昨日からノートに撮りながら格闘しています。
「ナツロウバイ」・・・冬芽の葉痕の上に目視できる「鱗芽」からはじまり、
画像を見させていただきながら、
ただただ葉痕として見てきたものが、一歩進んで・・・
おかげさまで色々なところが見えてきました。
以前に教えていただきながら忘れていたりで困りました。
「冬芽と葉痕」少しずつになりそうですが、しっかりおぼえたいと思います。
アメリカスズカケノキは確かもう一か所の公園にあると思います。
見に行ってきたいと思います。
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少しでも。 (林の子)
2022-01-26 16:16:00
時折、花などを撮っていると趣味でやっているのだから面倒なことは覚えない…と仰る方に出会います。
それでも花の名前だけは無いと困るのでネットで調べるそうです。
普通に植えられ咲いている花壇の花は充分の覚えられるソウで
それ以上のことは、面倒だから、好きで撮っているだけのことだから…だそうです。
花の仕組みなどはその最たるものなのでしょうね。
そのブログページに、その名前は違います、の書き込みが多いのもあまり意に介さないそうです。
そこまで達観されていればもう十分なのだと思います。
ただ私は、植物の仕組みも覚えたいので…と話し込んでいた時に
学校での勉強をと同じで、好きな事だけで終わらなかったよなぁ~と言われました。
それ以来、時々お目にかかれると質問されるようになりました。
何年たっても気が付かないことも多いので、やはり実物を見ながらが一番頭に入るそうです。
ノートに書き記すことで前が見え始めた時には、実物をご覧になって少しでも進んでいる…と思うと、うれしいですね。
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