育てやすいから花壇の定番。
毎年育てやすい花ばかりが並ぶから
安っぽい…などと陰口叩かれる。
手間暇かけて暑い夏に幾つもの花を咲かせるのは
花を育てたことの無い人には苦労はわからない筈だ。
だから花壇に咲いている花だけを見てあれこれは言うまい。
ただ、苔むした鎌倉の古刹の庭に点々と咲いていた図には今も抵抗がある。
やはり花にはそれに相応しい咲き方がある。
▲ アゼナの仲間・ウリクサ似の花、ツルウリクサ、ハナウリクサの和名。▼
▲ トレニアのおしべは長短各2本で花糸の長い2本が花冠の縁に沿って円弧を描くようについていることが多い。
柱頭が2裂しているめしべが1本が目立ち、花弁は5枚??、どこか、ノウゼンカズラの雰囲気も感じる。▼
▲ 長短各2本のおしべ、真ん中に目立つめしべ。5本目のおしべは退化している…と幾つかの解説を読むのだが…。▼
(2021.08.04 明石公園)
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▲ 長いおしべの葯から花粉が出終わったか、5枚の花弁の内、上2枚が色褪せ始めている。▼
トレニア(ツルウリクサ 蔓瓜草) アゼナ(←オオバコ←ゴマノハグサ)科ツルウリクサ属 Torenia fournieri
花壇の花は大半がトレニア・フルニエリ種から作出された園芸品種
ナツスミレ、ハナウリクサの和名も付けられている。
(2021.08.07 須磨離宮公園)
☆
六年前、西宮・北山緑化植物園で
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二年前のトレニア アゼナ ウリクサ 十年前、街角で
とっても綺麗で素敵だと思います。
色々な色合いがあるのですね。
こいものところは紫色のお花しかありませんでした。
ベルベットのような質感が大好きになりました。
変化して行くしべの様子も面白いです。
アゼナ(←オオバコ←ゴマノハグサ)科なのですね。
ますます来年が楽しみになりました。
ありがとうございました。
やはりそんな時には、撮っておくものですね。
手当たり次第に花壇の花を撮り尽くしても整理が大変になるし
かといって、植えられたものだから…と毛嫌いして避けて通ってしまうと
肝心の部分を見落とすかも知れないですね。
やはり的が絞りにくい花ほど、見ていると面白い部分が見えて来る…のだと思います。