ジニア・エレガンス(Zinnia elegans)とジニア・リネアリス(ホソバヒャクニチソウ/Zinnia angustifolia)を交配したものが
ジニア・プロフュージョン(Zinnia Profusion)の名で「さかた」が販売している。
今ではこの少し小ぶりのヒャクニチソウが花壇の花になっている。
ジニア・プロフュージョン Zinnia Profusion(Zinnia elegans x Zinnia angustifolia)
☆
▲ キク科の花だから、花弁に見える一枚が花の構成要素。蕾の折には幾つもの花を包んでいるので総苞。▼
(2024.07.18 貴崎町)
☆
(2024.08.07 硯町)
☆
田んぼの隅ではなくて花壇の花になっている。
▲ 筒状花は舌状花に近い周辺部から咲き、めしべが伸びて来ると色を失って茶変してゆく。
筒状花と舌状花のめしべの形状は少し異なる。▼
▲ 花期の終盤、周囲の舌状花の花弁は黄色から茶色部分が広がり、中心部の筒状花は殆ど黄色は失せてこげ茶に変わり、苞片だけが目立つ。▲
ヒャクニチソウ(百日草)キク科ヒャクニチソウ属 Zinnia Profusion(Zinnia elegans x Zinnia angustifolia)
(2024.08.17 明石公園)
☆
ホソバヒャクニチソウ(細葉百日草)キク科ヒャクニチソウ属 Zinnia angustifolia(= Z. linearis)
(2024.08.26 田町)
☆
(2024.09.01 林)
☆
(2024.09.16 王子町)
☆
▲ ヒャクニチソウ キク科ヒャクニチソウ属 Zinnia elegans ▲
(2024.09.23 明石公園)
☆
ジニアとヒャクニチソウは違う??
花の大小などではなく、ジニアは学名Zinnia elegans、キク科一年生植物
ヒャクニチソウ(百日草)は学名Helianthus annuus、キク科多年生植物
百日草の花は大きな黄色い頭花で中心に黒い種子が出来る。 ジニアは暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける一年草。
和名で百日草と呼ばれているのは、百日という長い間咲き続けると言う説と種まいて100日で花が咲くと言う説。
いずれにしても、和名でヒャクニチソウと呼ばれているものはZinnia elegansだと思っている。
☆
▲ 鱗のような目立つ蕾、幾つもの「花」を包んでいるヒャクニチソウの総苞部分 ▲
総苞と萼
萼は花の外側の緑色をした葉状の構造、キク科植物では花弁に当たる舌状花の内側にも筒状花があり
多くの花の集合体なので上の図のようにそれぞれに萼片を持つ。
従ってそれら全ての「花(おしべ・めしべ・花弁・萼片)」を包んでいるので、総苞と呼んでいる。
苞(苞葉)の役割は本来は蕾の保護だけれど、苞の発達しない場合には萼が保護を担う。
------------------------- 以下に過去ログへのリンクを設定(項目をクリック)---------------------------
ヒャクニチソウ2023 ヒャクニチソウ2022 ジニア・アングスティフォリア(・リネアリス/ ホソバヒャクニチソウ)2014
ヒャクニチソウ ジニア プロフュージョン2024 チトニア・ロツンディフォリア(メキシコヒマワリ)
ブログ記事一覧-HAYASHI-NO-KO (goo.ne.jp)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます