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周辺の田んぼが全て宅地に変わって二年が過ぎた。
北の端に残された畑は、売れなかったのだろうか。
そのまま二年間放置されている。
そこに育っていた何本ものイチジクは耕作されていた頃と変わらず毎年果実をつけている。
▲ イチジクの頂芽、先が尖っているのは葉芽。芽鱗は2枚。
横には花芽、葉痕はほぼ円形で芽鱗痕はその円周内側に沿って多数見える。▼
▲ 側芽は二つ並んでいる。上の画像では一つは欠落している。
▲ 冬芽と葉痕の間には枝を一周するように細い線状に托葉痕が残っている。▼
▲ 収穫されることの無くなったここの木には何時までも果嚢が残っている。
イチジクは「無花果」と書かれているけれど、花嚢内部で受粉して果嚢(イチジクの果実)になる。
その仕組み等は、イヌビワと同じだけれど、日本産のイチジクはコバチの介在なしで結実する種類が殆ど。▼
▲ イチジクの葉は大きい。日本イチジク(蓬莱柿)と呼ばれている品種の葉は浅く三裂。
ここに育つものは五裂している別種で国産イチジクの代表株(桝井ドーフィン)▼
イチジク(無花果、映日果)クワ科イチジク属 Ficus carica
(2019.12.12 新明町)
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イチジクの冬芽・葉痕 イヌビワ オオイタビ
イチジクは花嚢内部で受粉・・・
イチジクは無花果と書いてもお花が無いわけではなく
お花が見えないだけなのですね。
日本産のイチジクはコバチの介在なしで結実する種類がほとんどなのですね。
すごいですね~♡💛♡
ますます花嚢内部を見たくなりました。
葉も3裂するものと5裂するもの・・・
国産イチジクの代表株は桝井ドーフィンと言うのですね。
今年は大きな葉も良く見てみたいと思います。
頂芽は先が尖り芽鱗は2枚・・・横には側芽・・・
托痕葉は枝を一周するように細い線状に・・・
映日果とも書くのですね。
優しい甘みや美味しさには素敵な秘密があったのですね。
色々教えていただきありがとうございます。
第一、花が見えないのでおもしろくも無い…と言う人が多いです。
中学時代の同窓が嫁いだ家が果樹栽培農家で毎年高級なイチジクを頂きます。
大きくて美味しいのでイチジク大好きな女房殿は楽しみにしているようです。
もちろん、トルコ産の乾燥白イチジクなどもしっかりケーキ材料に使っています。
難しいことが多いのですが、やはり同じものでも何度か撮っている内に覚える事も多いので、
今日はイヌビワとイチジクの冬芽を撮ってきました。
やはりまだ冬、風が冷たかったです。