どこからか匂ってくるのが良い花。
早春の沈丁花も、秋の金木犀もそういう花だと思う。
在り処を確かめて、あぁここから匂っていたんだ…と思うと
いつもその頃になると通りたくなる。
▲ ジンチョウゲには花弁が無く、長い萼筒が先端で4裂している。
花びらと呼べるものが無い花は幾つもある。▼
▲ 花びらと呼べるものが無いだけで「花」には変わりない。
花の集まりが半球形になるのがジンチョウゲ、花の集まりの下にある総苞が蕾を包んでいたことになる。▼
(2022.03.17 林崎町)
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花が終わりに近づくと葉が伸びてくる。
古い葉との入れ替わりが始まる。
ジンチョウゲ(沈丁花) ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 Daphne odora
Daphne odora f. alba(白) Daphne odora f. marginata(斑入り葉)
(2022.03.28 須磨離宮公園)
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▲ 赤紫の萼筒 画像に説明を加える折には萼筒、赤いジンチョウゲの説明書きは変だ。
それでも、花の話をしている時には赤いジンチョウゲで良いのだろう。▲
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去年のジンチョウゲ ジンチョウゲ 白の萼筒 ジンチョウゲ 赤紫の萼筒 コショウノキ
2006.3の独り言
今回、ジンチョウゲを見させていただきながら、花弁がないことを知りました。
まず、そのあたりから、そしてせっかくの良い匂いを感じなかった・・・
それに「チンチョウゲ」も可愛いな~などとも思いました。
「苞葉と総苞葉」ですね。
教えていただき違いも良くわかりました。
ひとつを知ることにより、またその先に広がりを感じることができました。
思えば何故花序と言うのかもあやふやでした。
今日はとっても嬉しい日になりました。
やはり、二度目のジンチョウゲを撮ることができて、本当に良かったと思います。
また、子供たちにも教えてあげようと思います。
ありがとうございました・:*:・(*´ー`*人)。・:*:・
私も、ジンチョウゲの語源を覚えた頃に「沈香と丁子…」と話していたと思います。
それでも今では、語源や植物学的な話は相手を選んで、時と場合を考えて…と反省することがあります。
ジンチョウゲが匂ってくると、遠い昔を思い出すからでしょうか。
物事をハッキリと言える人がだんだん少なくなっているのは寂しいことだとも感じます。