HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

クサフジ

2012-06-02 | 【独り言】

山裾に生えている
元はお屋敷の中の庭園、横尾山から南に延びる稜線の裾に当たる部分
だから今でも少しだけは自然が残っているのだろうか
そんな筈はない
周囲は宅地化ですっかり変わってしまっている
けれど、そこに
バタフライガーデンを作る…のは
以前はその場所が自然豊かだった筈の場所だし

たぶん、新たに作り出さなくてもゆっくりと再生するのではないか…と
誰しもが考えたからだろう
そこにあった筈の植生を残っている横尾山近辺から集めてくれば
もしかして戻れるのではないか
そのような試みは、その場所が公共的な公園の一角だから出来る
例え植えられたものであったとしてもフジバカマにはアサギマダラが今年も立ち寄る

ノアザミが咲き始め、同じ場所にミツバが茂っている
アリマウマノスズクサの葉も広がっている
少し離れてホタルカズラも咲く




 
葉の先端部分はカラスノエンドウなどと同じで
巻きひげ状になって、絡み付きながら伸びてゆく
ここではハルジオンに絡んで広がっている
 
花は旗弁が立って、側弁の白さが目立つ
旗弁の基部が先端部分よりかなり長いこと
花柄が萼にT字に付くなどの特徴から

帰化植物のナヨクサフジの可能性が高い

クサフジ(草藤) マメ科ソラマメ属 Vicia cracca
ナヨクサフジ(弱草藤) Vicia dasycarpa var. glagrescens
一般にクサフジと呼んでいるものも葉のサイズなどで細かく区別されている
ここはバタフライガーデンと称して、蝶の食草を重点的に植栽しようとしている場所
どなたかが植栽された可能性も高いので確認したいが
現在では帰化植物のナヨクサフジが、名前に似ず勢力を拡大していると聞く
 (2012.05.28 須磨離宮公園)
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タマザキクサフジ  クサフジ  伊吹山



2 コメント

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ありがとうございました (とんちゃん)
2012-06-19 15:21:18
クサフジはたいてい見頃を逃してしまうのですがあのときはまだまだきれいだったので早速!写してみたのです。
巻き髭のような蔓も一緒に鑑賞するとなお更いいですね。
野生のものはもしかして「ナヨクサフジ?」と一応は確かめるようにしているのですが横から分かりやすくと思っても横からの顔はぼけることが多くて・・・
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確かに撮るのは難しい (林の子)
2012-06-19 22:13:12
とんちゃん、こんばんは。

確かに筒状の花は撮るのが難しいですね。
花の図鑑を作っているのではなくて、自分の画像集だからそんなことはお構いなし…
「花図鑑」とタイトルの上がっているブログページでも、
名前を区別するための「証拠写真」までは載せないようです。
それでも良いのでしょうね。
自分の目で確かめてきたことが一番の証拠、そう思います。
きれいな時期のクサフジ画像、もうそれだけで充分な「個人用の図鑑」、そう思います。
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