HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ノゲシ(野芥子)

2019-12-31 | 【独り言】

国道2号線の道路脇にもノゲシが黄色く咲いている。
すぐ横は車が走りすぎる。
春から咲いているノゲシにはハルノノゲシの別名をつけたのは
アキノノゲシがあるからだそうだけれど
わざわざ「春の」は余計なお世話だ。
中にはオニノゲシとの交雑種が有るから区別の意味で付けられたのだ…などと
独自の解釈をする人たちもいらっしゃる。
おまけに『アイノノゲシと言う名の「合いの子」も有ります』…などと言い始める。
次々と交雑してゆく雑草を細かく分類するのも楽しいものかも知れないけれど
基礎知識を確実にものに出来れば…の条件が要る。
そう思えたは時間が有り余っていた頃では無く、ギリギリで日々を送っていた頃。
その反動か今は少しは静かに、のんびりとしていたいと思い始めている。








▲ 撮った画像を見て始めて、総苞片や花柄、茎の疎らな腺毛に気がつく。
見ていなかったものが幾つもあることに気がつく。▼






▲ 風が強い日には意外に残っていない球形の冠毛。

▲ 風で果実(種子をつけた冠毛)が飛び始めると、後には果床(花床)が残る。▼

▲ 種子には明瞭な縦皺、幾つかが飛び散ると、残りは風に揺れて一斉に飛び散る。▼

▲ 全て種子が出来ている訳では無く、幾つもの不稔(白い果実)も混じる。

▲ きれいな球形にはなれなかった果実。▼



▲ これは綿毛が飛び立った後ではなさそうだ。
ただの一つも冠毛は見当たらないし、飛び立った後の果床(花床)も見えない。▼


(2019.12.29 硯町)


▲ ノゲシの葉は、トゲがある葉だが見た目と違って痛くは無い。基部は茎全体を抱くように付く。▼

(2019.12.27 硯町)


▲ ノゲシのロゼット
ノゲシ(野芥子) キク科ノゲシ属 Sonchus oleraceus
(2019.12.24 明石公園)
--------------------------------------------------------------
今年秋のノゲシ 今年春のノゲシ 今年冬のノゲシ 去年春のノゲシ オニノゲシ アキノノゲシ
オニノゲシ(鬼野芥子)ノゲシ(野芥子)ウスジロノゲシ(薄白野芥子)



コメントを投稿