HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

アオキ(青木)

2020-04-09 | 茶色系

ここには斑入り葉も育つ。










(2020.04.06 須磨離宮公園)

アオキは雌雄異株、異花。

必ず二つが揃っているとは限らない。
雌花も雄花も、似ているけれど花を見れば全く違っている。


▲ 雄花が咲く頃、雌花はやっと顔を出す。▼



▲ 未だ葉が入れ替わる前で新旧揃っている。花ばかり撮っているから葉の鋸歯には目が行かない。
葉の基部ばかりが画像にあるから、鋸歯がどうなっているかなどとみたこともない。▼




▲ アオキの葉、ハッキリとした鋸歯があり、先端部分鋭角に尖っている。▼



▲ 前年の果実が残っていれば、当然だけれど雌株。この果実は歪な虫コブで真っ赤にはならない。


以下は雄花序


▲ 花粉を出し終えた雄花、花冠も色褪せ始めている。下にはまだ蕾が幾つも控えている。

▲ 長く伸びている雄花序、幾つもの状態の花が混じっている。▼



▲ 雄花にはおしべ4本、中心部には退化しためしべ。▼





▲ 雌株同様、開花の頃はここでも葉の入れ替わりの時期。▼





アオキ(青木) ガリア(←ミズキ)科アオキ属 Aucuba japonica
APG提案を勘案したマバリー体系ではガリア科に変更されているが、独立したアオキ科としている場合もある。
(2020.03.24 明石公園)


 アオキの冬芽・葉痕 
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アオキ(青木)
 果実(虫こぶの残骸?) 去年のアオキ
アオキ(青木)



2 コメント

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雄花が咲く頃、雌花はやっと顔を出す・・・ (こいも)
2020-04-01 17:26:37
林の子さん
『雄花が咲く頃、雌花はやっと顔を出す』
そうだったのですね。
いつも歩くところなのですがなかなか両方のお花に会えないよう思います。
今年はやっと会えました。
葉の入れ替わりの時期でもあり新葉の特徴を見ることができました。
色々教えていただきありがとうございました。
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雌雄別株。 (林の子)
2020-04-02 08:19:20
注意してみていると分かってきますね。
やはり…と言う事も、少しずつでも頭に残って行くと、
もしかしてこれも?と、別の同じような状態のものも見方が当て嵌まるでしょう。
専門家じゃないので、やはり自分の興味の範囲で覚えている
その程度にしておけば、幾つかの疑問も何となく解決するように思います。
常緑樹でも葉は入れ替わる…なんて、誰もが知っていることだと言われますが
入れ替わる時期を見ていると言葉だけの理解とは違っていることも体験出来そうです。
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