
薄暗くならないと開かない花は幾つもある。
ライトを当てたり、ストロボ撮影も必要かも知れない。
稀少は花はそのような細工も必要だ。
わざわざこんな雑草にそのような細工は要らないと思っているから
明くる朝の花を撮っている。
萎んで橙色に変わったものも幾つも。
黄色だけれど閉じかけた花も幾つか残っている。
撮りたかったのは果実だからそれで良し。
前日咲いて萎んだ花。
おしべが花粉を出していないし、めしべの柱頭も開いていない。
まだめしべの柱頭は開いていないけれど、おしべは花粉を出している。
そろそろ陽が高くなってきた。
薄い花弁は橙色に変わりつつある。
橙色に変わりつつある花弁は、受粉しためしべと花粉を出し終えたおしべを包み込む。
ほぼ閉じた花弁、萼片は下垂している。
やがて時間経過と共に、萎んだ花は下垂した萼、長い萼筒と共に落ちる。
残されるのはこの姿、十字架状だっためしべの柱頭は花弁などと一緒に落ちてしまうが
果実の先端部分に4裂の名残が見える。
果実の先端部分から裂け始める。
コマツヨイグサ(小待宵草) アカバナ科マツヨイグサ属 Oenothera laciniata
(2017.07.02 林)
☆
ページ当たりの画像枚数が増えすぎたので分割した。
--------------------------------------------------------------
コマツヨイグサ
コマツヨイグサ…素敵ですね。
何度もスクロールしているうちに
何もかもわかったような気分になりますから不思議です。。。すっごく嬉しくなります。
そしてコマツヨイグサにとても逢いたくなりました。。。
コマツヨイグサは、砂浜などでも平気で広がる雑草。
何処にでも普通なのですが、やはり海浜性植物。
河川敷などでは見ることも多いですから意外な場所で目にされることでしょう。
とにかく匍匐して枝を四方に伸ばして広がる厄介な雑草ですが、種子はアカバナユウゲショウなどと同じ性質ですね。