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かくもわびしき ののけしき
やはり藤村の詩句が登場する景色だ。
▲ 浮かんでいるのは千鳥では無くカルガモ ▲
「草枕」の最初は ゆうなみくらくなくちどり われはちどりにあらねども こころのはねをうちふりて さみしきかたにとべるかな だった。
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アシ(葦、芦、蘆、葭・ヨシ) イネ科ヨシ属 Phragmites australis(=Phragmites communis)
(2020.12.14 明石公園)
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あゝ孤独の悲痛を 味ひ知れる人ならで 誰にかたらん冬の日の かくもわびしき野のけしき
島崎藤村 若菜集「草枕」より
『ああ自分のようなものでもどうかして生きていきたい』と主人公岸本が独白したのは小説「春」
その人生観にも繋がるこの一節、小説も含めて高校時代は読み漁っていた。
高校二年の夏に貰った暑中見舞いはがきに、寝床で読んでいて目が悪くなった…とマドンナ。
それまで一度も会話したことが無いのが不思議なくらいだけれど今でも懐かしい一文だ。
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▲ 今年のアシ 白い穂はオギ ▲
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冬枯れのアシの穂 ススキ オギ アシ ツルヨシ(蔓葦)
アシ(葦、芦、蘆、葭・ヨシ)オギ(荻)ススキ(芒、薄)
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