HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ジャコウアゲハ羽化始まる。

2020-06-17 | 番外編 昆虫・鳥など

6月5日から羽化が始まったジャコウアゲハは6月14日に最後の一匹が蛹から成蝶になった。
全部で24匹、残念ながら翅が完全に伸びきらなかったのが5匹の計29匹。
自然淘汰を考えるとこの程度なのかと感じた。
直後に去年残っていた葉を挿しておいたのが少しだけ葉を付けていた所に卵を発見。
太寺で採集してきた葉も追加したから卵の数も増えた。
新しい幼虫が誕生するかどうかはわからないけれど
食草の在処はまた見つけておいたから採りに行ける。


(2020.06.15  林)

最初に5個、少し離れた場所に1個の卵を確認した翌日、別の葉に3個と1個を確認した。






(2020.06.13  林)

人丸例会の後、至近の田んぼの畦でウマノスズクサを撮ることが出来た。
ここのウマノスズクサからもジャコウアゲハが羽化しただろうと想像した。
明石川の土手は羽化する前に全草草刈りされていたから
今年はその場所での乱舞は見ることは出来ないけれど
直前に疎開させたものからは次々と羽化した。
羽化直後は翅を充分伸ばし乾かせ、翌日には室外に放つことにしているのだが
今月10日頃から、遠くへと飛び立つこと無く庭をヒラヒラと飛んでいたから気になっていた。
もしかしてそれは産卵のために周囲を飛び交っているのだろうか、
そう感じて少し伸び始めているモクレンの下で育っているウマノスズクサを確認して驚いた。
そのウマノスズクサに卵を発見して驚いている。
今年もう一度、幼虫誕生となるのか見守りたい。


▲ 昨日、この5個の卵を確認した。梅雨の最中である。▼



▲ 普通、一回の産卵では6個なのに…と思った。▼



▲ ところがよく見ると、すぐ横の葉に1個ついていた。▼

(2020.06.11  林)

「虫の知らせ」「危機一髪の救出劇」

そんなタイトルが似合いそうな今年のジャコウアゲハ飼育。
途中経過よりもドラマチックだった幼虫の確保から二週間、次々と羽化が始まった。


▲ この蛹の状態を、「縄で後ろ手に縛られたお菊さん」に準えて「お菊虫」と呼ぶそうな。

▲ 左下が羽化した後の蛹の脱け殻、右下と右上が蛹。右中が羽化直前の蛹で全体が黒くなってきはじめている。▼



▲ 羽化直後、羽化の瞬間を見たがっていた女房どのだけれど
羽化した蝶をスマホカメラで撮っていた僅かな瞬間に誕生した。
『油断も隙もありゃしない…』とは撮り逃がした人のひと言。▼























▲ 羽化したジャコウアゲハ、別の個体。
これを一頭、二頭と呼ぶそうだけれど、専門家じゃ無いからやはり一匹、二匹の方が普通だと思う。▼







▲ 6月5日の朝にはじめての羽化があり二日目の午前中までで7匹。ウッドデッキの網戸で縮んだ翅を乾かせている。▼





▲ 食べ尽くした食草のウマノスズクサの茎に糸を掛けた蛹。下は虫かごの上蓋に糸を掛けた蛹で羽化寸前。▼











▲ 羽化した後の蛹の殻、掛けていた糸が見える。▼



ウマノスズクサ(馬の鈴草)ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属 Aristolochia debilis
(2020.06.06  林)


▲ ウマノスズクサの花期  残念ながら今年はこの光景を見ることは出来ない。
--------------------------------------------------------------
 番外 ジャコウアゲハの羽化 番外 ジャコウアゲハの蛹 番外編 ウマノスズクサ アリマウマノスズクサ
ウマノスズクサ ジャコウアゲハ ウマノスズクサ ジャコウアゲハ続編
ウマノスズクサ(馬の鈴草) ウマノスズクサ(馬の鈴草) 



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お菊虫 (ハム次郎)
2020-06-18 20:27:02
まずいことに…(^^;
ウマノスズクサとジャコウアゲハの卵、そしてお菊虫、見たいものが増えてしまいました。
蜜柑の木についた揚羽蝶やセミは、息子たちが小さいころ部屋の中で羽化をさせましたが、今度は夫婦で♪
とりあえずはウマノスズクサを見つけなければ話しは始まらないので、それなりに頑張るしかありませんね。
返信する
えらいこっちゃ~。 (林の子)
2020-06-18 23:05:55
関西弁で、えらいもん、見てしもたなぁ~、でございます。
今年は24匹が羽化しました。
自宅の雑草畑近くには去年、幼虫の餌として刈り取っていた
ウマノスズクサの残りを植えていたのですが、
二株はしっかりと、少しだけ葉を出しています。
まさかとは思うのですが、やはり雑草、強い草です。
今年で三年目ですが育てやすい気がしますから
まずは食草探し、その葉裏の卵探し、気の遠くなる?仕事ですが
楽しみにしております。
返信する

コメントを投稿