HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ロウバイ ソシンロウバイ(素心蝋梅)

2018-12-17 | 冬 黄色系

冬の天気は午後には雲が出てくる。
晴れているようで雲が次々と走るから写真には不向きかも知れない。
雑草畑ではそれでいいのだろうけれど
きれいな花にはやはり光がほしい時もある。

ロウバイもそういう花だ。


































ソシンロウバイ(素心蝋梅)
 ロウバイ科ロウバイ属 Chimonanthus praecox f. concolor
(=Chimonanthus praecox f. luteus)
(2018.12.17 明石公園)

内花被片の赤紫が濃いロウバイよりも、少し薄いので外国から来たという意味で「トウ(唐)」、トウロウバイ(唐蝋梅)
それに対して元々のロウバイを「ワロウバイ(和蝋梅)」と呼んだ…と、聞いたことがある。
ところがこの画像にある種類は素心蝋梅の園芸種「満月蝋梅」の名前で呼ばれている事が多い。
どこかの花卉販売業者がそう呼んでいるそうだし、素心に混じりっけがあるのだけれど「満月」のイメージだそうだ。
尤も、ソシンロウバイそのものがロウバイの一品種、幾つもの「園芸品種」が存在しても仕方ないのだろう。
基本に蝋梅があり、内花被片・外花被片に混じりの無い黄色が素心
混じりがあるものを満月、或いは唐蝋梅と呼ぶ…そう結論づけるのがなんとなくすっきりしそうだ。
これとても幾つもの名前がつけられている蝋梅の一つに過ぎないのだが。

【ロウバイ詳解】
画像上の明朝体の書き込みがロシナンテさんのものでトウロウバイ

それに対しての説明を丸ゴシック体で書き加えた。

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 ロウバイ(ソシンロウバイ 素心蝋梅) ロウバイ(トウロウバイ 唐蝋梅) ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅)



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
何度も何度も (こいも)
2018-12-25 01:06:32
林の子さん
ソシンロウバイ・ロウバイ・トウロウバイ・・・
何度も何度も見させていただきました。
美しい画像を見ておりますと少しわかったような気がします。
「ロウバイ詳解」
落ちたお花…手に取って見たいと思います。
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ロウバイ詳解 (林の子)
2018-12-25 09:19:20
どんな花にも構造上の面白さがある…と感じ始めたのが15年前。
当時熱心に小さな雑草や、花の構造を虫眼鏡をレンズの前につけて
撮ったりしていました。
まだ仕事をしていましたから土日しか、カメラは持てませんでしたが
その頃に何度か出会ったご夫妻とは、今も時折藤沢・鎌倉で会うことがあります。
ロウバイも撮るのは難しい花ですが、細かな部分が気になって
頂いた画像を元に、かなり苦労して詳解図を作りました。
今もたぶん、似たようなことをやっている気がします。
一度覚えてしまうと、苦労したものは何処かに残っています。
花の名前は一つ一つ確実に…と思っても、次々と新種などが出ますが
花の構造だけは変えられませんからね。
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