HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ロウバイ(トウロウバイ・マンゲツロウバイ 唐蝋梅、或いは満月蝋梅)

2018-01-25 | 【独り言】

何か正しい基準がはっきりしていれば良いのだろうけれど
花の色や、形や、匂い等々、事細かな部分での基準が曖昧になって
結局は自分勝手な基準で決めてしまっている「名前」が多い。
それが正しいのかどうか、基準を持たないのだから、自己満足の域さえも出ない。
そういうものが次々とネット上の基準になってしまうからますます面倒になっている。

ここに咲いているロウバイはいわゆる「素心」では無い(と、これとても勝手にそう決めている)。
さりとて「ロウバイ」ほどには花弁は細くはないし、内花被片の赤紫も濃くない。
花卉販売店などでは「マンゲツロウバイ」と呼んで「ソシンロウバイ」とは区別して売っている。

訳がわからないから自己満足の範囲で「トウロウバイ」と決めている。
























トウロウバイ(唐蝋梅) ロウバイ科ロウバイ属 Chimonanthus praecox 'Grandiflora'
(=Chimonanthus praecox var. grandiflorus)
ウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅)
Chimonanthus praecox
ソシンロウバイ(素心蝋梅) Chimonanthus praecox f. concolor
(=Chimonanthus praecox f. luteus)
マンゲツロウバイ Chimonanthus praecox var. lutea 'Mangetsu'

内花被片の赤紫が濃いロウバイよりも、少し薄いので外国から来たという意味で「トウ(唐)」、トウロウバイ(唐蝋梅)
それに対して元々のロウバイを「ワロウバイ(和蝋梅)」と呼んだ…と、聞いたことがある。
ところがこの画像にある種類は素心蝋梅の園芸種「満月蝋梅」の名前で呼ばれている事が多い。
どこかの花卉販売業者がそう呼んでいるそうだし、素心に混じりっけがあるのだけれど「満月」のイメージだそうだ。
尤も、ソシンロウバイそのものがロウバイの一品種、幾つもの「園芸品種」が存在しても仕方ないのだろう。
基本に蝋梅があり、内花被片・外花被片に混じりの無い黄色が素心
混じりがあるものを満月、或いは唐蝋梅と呼ぶ…そう結論づけるのがなんとなくすっきりしそうだ。
これとても幾つもの名前がつけられている蝋梅の一つに過ぎないのだが。

【ロウバイ詳解】画像上の明朝体の書き込みがロシナンテさんのもの
それに対しての説明を丸ゴシック体で書き加えた。

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ロウバイ ロウバイ・トウロウバイ  ロウバイ・ソシンロウバイ


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