HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木)

2019-02-15 | 木本 冬芽・葉痕

二つの公園はそれぞれに数本のモミジバスズカケノキが植えられている。
たぶん同じ頃に公園が作られようだから
同じ樹が植えられたのだろう。


▲ これは仮頂芽、芽鱗は一枚で葉が芽吹く頃にはずれる。▼



▲ 側芽、葉痕が回りに残り、その上端から托葉痕が枝を一周する。▼













(2019.02.13 王子町)






▲ 落ちていた葉、その葉柄基部は凹んでおり、冬芽がその凹みに包まれていた事を示す。▼























モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木)
  スズカケノキ科スズカケノキ属 Platunus x acerifolia
葉の切れ込みは、スズカケノキが最も深く、アメリカスズカケノキは浅い。
その雑種であるモミジバスズカケノキは両者の中間と言われている。
アメリカは普通3裂で浅く、モミジバは普通5裂でやや深い。
(2018.12.13 王子町)

再掲【頂芽と仮頂芽】
茎は必ず葉をつけ、葉は必ず茎につくので、茎に付く葉を一つの単位として「シュート」とよんでいる。
未熟なシュートを「芽」と呼び、それにはその後の生長などによって幾つかの呼び名を持つ。
頂芽は先端にあり、シュートを生長させる芽のこと。
側芽は頂芽側方にあり、新たなシュートを伸長させる芽だが
外的な要因などで頂芽が無くなった場合には
最上位の側芽が頂芽のように新たなシュートを伸長させることがあり、この側芽を仮頂芽と呼ぶ。
頂芽のすぐ横に出てくるものは「頂生側芽」と呼ぶ。
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モミジバスズカケノキ スズカケノキ(鈴懸の木) アメリカスズカケノキ(亜米利加篠懸の木)



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