HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

メリケンカルカヤ(米利堅刈萱)

2018-10-31 | 【独り言】

花壇の花は咲き終わったら
汚くならないように次の花を植え替えないといけない。
手をかけた分だけ、きれいですね…の言葉が聞ける。
誰も手入れしてくれないから野の花はそうはいかない。
それを「野草」などと優雅に呼ばれていい気になっていたりすると
いつの間にか掘り返されて消えている。

その点、雑草は気楽だ。
枯れてもそのままだから気に入るまで撮って居られる。
尤も、気に入らなければ撮らなければ済む。








(2018.10.29 須磨離宮公園


▲ メリケンカルカヤでは長く白い毛を持つ数本の総(↓)が鞘状の総苞に包まれている。
小穂基部からは長い芒(↓)が伸びている。▼




(2018.10.14 松江








メリケンカルカヤ(米利堅刈萱)
 イネ科メリケンカルカヤ属 Andropogon virginicus
(2018.10.12 月見山町

【イネ科植物に関する用語】
イネ科植物では他の植物の茎にあたるものを『(かん)』と呼び、その先に花序を付ける。
花序には三種類ある。
穂状花序 花序の中軸(花序の中央の軸)に柄の無い小穂がつく。
総状花序 中軸から枝分かれの無い柄が出てそこに小穂がつく。
この二つを合わせて『(そう)』と呼ぶ。
円錐花序 中軸から枝が出て枝分かれした先に小穂がつくもの。
通常、花序の下部で枝が長く枝分かれも多いので、外見が円錐状に見える。

花序には『小穂(しょうすい)』と名付けられた構造物がつく。
小穂の基部には『苞穎(ほうえい)』と呼ばれる変形した葉がある。
苞穎の上に『小花(しょうか)』がある。
小花は『小軸(しょうじく)』でつながっている。
小花には『護穎(ごえい)』『内穎(ないえい)』に包まれた、おしべ・めしべがある。
護穎や苞穎についている細長い突起物は『(のぎ)』と呼ばれている。
エノコログサのように小穂の柄にある突起物は芒ではなく、花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。
イネ科の葉は互生、稈を抱く『葉鞘(ようしょう)』と、平らな部分『葉身(ようしん)』で構成されている。
葉鞘と葉身の間には『葉舌(ようぜつ)』と名付けられた膜状の構造がある。
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メリケンカルカヤ 今年のメガルカヤ



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