ねちっこい話が続いて恐縮だが、27日(水)に特定秘密保護法案が衆院を通過した。Vol.60でも触れたが、朝日新聞の反対紙面と内容が凄い。
1面トップはもとより天声人語、社説、2~3面見開き、4面左、7面には全段使って4党修正案全文、オマケに38~39社会面見開きと来た。ちなみに読売新聞は1面トップ、編集手帳、社説、3面、4面トップ、38面左と朝日の半分以下で、内容も中立だ。
そこでふと考えたのだが、安部首相は朝日新聞を潰そうとしているのではないか、と。事実なら大賛成だが、とにかく朝日のここ数日の反対キャンペーンは異常過ぎる。そう考えると朝日の異常反応が納得出来る。
その目で見るとマスコミは「報道の自由」を盾に、この法案に大筋賛成していない。一般国民は冷ややかなものだが、この法案が通ると困るのはマスコミだ。そこで朝日は国民を巻き混んだ形を取り、さも国民に真実が報道できなくなる「戦後最悪の法律」と叫び立てる。
マスコミは立法、司法、行政に次ぐ「第4権力」と言われる。若い頃この業界の末席に居たこともあって、「ペンの暴力」は良く判る。
テレビの記者会見を見ても、若い記者が国会議員相手に「上から目線」でモノを言ったり、話したこととは逆の記事が載ったりと、橋下大阪市長ではないが、昨今のマスコミの横暴ぶりは目に余るものが有る。
新聞、週刊誌は売れるためには何でも有りで、特に週刊誌は内容が下品だ。テレビも視聴率アップに国民を愚弄した番組が多い。確かに朝日は他紙に比べて足で稼ぐ記事が多い。その分捏造も多いが、相手が口を封じたら商売上がったりだ。
そのうち国民は情報収集を新聞、週刊誌、テレビに頼らず、別に求めることになり、現在のマスコミ群は消滅しないまでも、形を変えて淘汰されるだろう。
現在のマスコミが「報道の自由」か「ペンの暴力」かの判断は読者に委ねるとして、少しは反省材料の法案なら私は大いに意義があると思うのだが。
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