シャープは１８日、台湾・鴻海精密工業と国内市場向けのスマートフォンの開発・生産などで協業する方針を明らかにした。
２０１３年から中国市場向けスマ－トフォンでの協業を発表しており、「ヨーロッパやアメリカ向けでも協議中」（シャープ）と世界規模で連携を深める。
●事業拡大狙う
シャープは、携帯電話の大半を国内で販売している。
資本・業務提携する鴻海とは、協業の第１弾商品として中国向けスマートフォンを１３年から展開する計画。提携の相乗効果を発揮して主力の国内市場に加え、欧米市場にも端末を投入して事業拡大を狙う構え。
同日、ＮＴＴレゾナント、エー・アンド・デイと共同で、スマートフォンと体組成計などを無線で連携して測定値を自動収集するクラウドコンピューティング型の一般消董者向け健康管理サービスを始めると発表した。
【記事引用】 「日刊工業新聞／２０１２年６月１９日（火）／９面」
