携帯電話業界ブログ

── ケータイ業界関連の記事集.

ドコモ グーグルと提携

2007-12-28 | 携帯事業者/日本


 NTTドコモは、インターネット検索世界最大手の米グーグルと提携する。

 来春にもグーグルの検索やメール機能をドコモの携帯電話向けネットサービス「iモード」に組み込むほか、グーグルの技術を活用した新機能の開発や新型端末の導入を検討する。

 ドコモは自社で通信のインフラからサービスまで一貫して手がける路線を転換。iモードを事実上他社に開放して携帯とパソコンが垣根を超えてサービスを共有できる環境を整え、KDDIなど競合他社に対抗する。

 ドコモは来春以降にiモード経由でグーグルの検索や電子メールGメール、スケジュール管理グーグルカレンダー、写真データの保存機能などのサービスを使えるようにする。

 グーグルの検索やメール機能はauの携帯でも使えるが、ドコモとグーグルはサービスや技術面でより緊密に連携し、グーグルの検索と携帯端末の各種ソフトを組み合わせた新サービスを共同開発する。
 
 また、ドコモはAndroidの活用と普及を図る団体「Open Handset Alliance」に参加しており、Androidを使った端末の開発について提携する見通しで、08年後半にも無償ソフトを搭載し、多彩な次世代ネットサービスの開発でも協働していく。

 Googleは2006年5月に、ドコモのライバルであるKDDIと提携。サイト検索にGoogleのエンジンを提供しているほか、検索連動型広告も手がけている。

 また、2007年9月にはGoogleのメールサービス「Gmail」技術を活用した「au oneメール」を開始。携帯電話とPCのどちらからでもメールが閲覧でき、2Gバイトまで保存できる点が特徴となっている。

 ソフトバンクとはグループのヤフーとの連携を強めており、携帯事業者3社がネット検索では、グーグルとヤフーの2陣営に分かれて競う構図となる。




【記事引用】 「CNETJAPAN」 「日本経済新聞/2007年12月25日(火)/1面」 


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