携帯電話業界ブログ

── ケータイ業界関連の記事集.

KDDI、新料金体系を発表 2コースで構成、通信料金割安に

2007-10-13 | 携帯事業者/日本



 KDDIは4日、新しい料金体系を11月12日以降の全ての端末購入者を対象に導入すると発表した。

 今までのように端末購入価格は安いが通話料金が割高な方式のほかに、端末価格は一律で2万円高いが通話料金が割安になる方式を用意し、どちらかを利用者が選べる。

 価格体系の不透明さを見直すよう提言した総務省のモバイルビジネス研究会の意向に沿った形となった。


●2コースで構成

 新料金体系・au買い方セレクトは、従来の方式に近い「フルサポートコース」と、端末価格は高い一方で通話料金は安くなる「シンプルコース」の2つで構成する。

 フルサポートコースでは、店頭の端末価格から2万円の購入支援をする代わりに、2年以内に解約や機種変更をする場合に料金が発生する。

 1年以内の場合で1万8000円、1年半以内の場合で1万2000円、2年以内の場合で6000円の契約解除料が必要になる。基本料金や従量制の通話料金は従来と変わらない。

 ただし、合わせてポイント制度を見直し、月当たりの利用料金に応じて3段階でポイント(1ポイントは1円相当)が付与される仕組みを導入する。

 このため、ポイントを解除料と相殺することで2年以内でも追加料金なしで端末の買い替えができる。ポイントを組み合わせたことで、買い替えサイクルがこれまでと比べて激変するなどの状況を緩和できるという。

 月当たりの利用料金が5000円未満ならば利用料金100円当たり4ポイント、1万円未満ならば同5ポイント、1万円以上ならば同7ポイント付与する。

 一方のシンプルコースは端末の購入補助がないため、プルサポートコースよりも端末購入価格が2万円高くなる。

 通話料金プランは、月の基本料金が1000円で通話料金が30秒15円の「シンプルプランS」と、基本料金が2500円で通話料金が1分10円の「シンプルプランL」の2つ。


●通信料金割安に

 購入時にフルサポートコースを選択した場合でも、同じ端末を2年使った場合はシンプルコースに切り替え可能。

 今回の料金体系変更で、従来は端末の販売奨励金として3万円以上を代理店に支払っていたもののうち、2万円を利用者にわかりやすく示した形となった。

 シンプルコースでは奨励金を減らした原資によって通信料金を割安にしたという。ただし、販売台数などに応じた奨励金など一部の販売奨励金は残ることになる。





【記事引用】 「IT PLUS


最新の画像もっと見る