風の声

想いつくまま

高倉健を演じ続けた高倉健

2018年11月25日 | 日記
高倉健を演じ続けた高倉健。

立て続けに映画俳優・高倉健を特集するTV番組が流れていた。
バラエティ番組にうんざりしている私には満足するものだった。

任侠映画が若者に大人気だった頃の”健さん”は知らない。
映画会社から独立した後の作品の高倉健に憧れていた。
「幸福の黄色いハンカチ」からの深みのある作品が良かった。

「駅」の名セリフ「樺太まで聴こえるかと思ったぜ」はマイブームだった。
「居酒屋兆治」を観て、すぐさまゴム長靴に作業ジャンパーを買った。
それまで、ダサいと思っていた恰好がカッコいいになったものだ。

セリフ以上に背中が語っていた。
佇まいからずっしりと思いが伝わってきた。
「自分、不器用ですから」生き方が俳優としての役に出た。
映画をドキュメントだと思って役に挑んでいたという。

「寡黙な人」という強烈なイメージの高倉健。
だが、周囲の人々によると、実はそうではなかったようだ。

生涯、高倉健を演じ続けた高倉健だった。

この先、日本から映画俳優と呼べる役者はもう出ない。

不出生の俳優、高倉健が逝って4年になる。



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