さっぱり盛り上がらない

早期退職して議員選挙に挑戦している友人。
今度の日曜日が告示、1週間の選挙戦が始まる。

遠方を応援に何度も出向いてきたが、ことの外、盛り上がらない。
このまま本番ということになりそうだが本人も不安のようだ。
こと細かく何度も相談の電話がかかってくる。

選挙はいくら周りが応援しても、本人でないと埋められないものがある。
それをちゃんと本人が持っているかどうかで盛り上がりが決まる。

どんな立派な政策も心に響かないと意味がない。
心に届けるには、心がいる。
志しとか、気迫、情熱といった「情」だ。

選挙はあまくない。

廃線になるローカル鉄道沿いを行く

来春で廃線になる鉄道沿いの道をドライブする。

大きな川沿いを走るローカル鉄道。
沿線の集落はすっかり寂れている。
廃線の結末がうかがえるかのようだ。

ゆったり流れる川面と河原に竹林と山並みが連なる。
民家や人工物も見えない川沿いの景色は懐かしい。

もう何十年も前に川船で河口までの100キロを下ったことのある川だ。

海まで続く川沿いの道をずっと走り河口へとでた。
河口の向こうに白波が立っているのが見える。

海岸にはどこまでもコンクリートの消波ブロックが並ぶ。
砂浜に波が寄せては返す美しい海岸の景色はなかった。

来春までに鉄路を列車に乗って、また来よう。