風の声

想いつくまま

稲刈りの香りがする

2016年09月03日 | 日記
もう、稲刈りが盛んに行われている。

道沿いの稲田をコンバインが走る。
稲株を切り取った香りがする。
以前と比べれば、ずいぶん早い稲刈りだ。

丸く曲がったノコギリのような歯がついた鎌で手刈りしていたのは昔のことに。
田舎では、家族、近所、老いも若きも、子どもも総出での稲刈りだった。
昼の楽しみは田んぼの畦で、用意された弁当のむすびを頬張る。

稲の香りに、そんなおぼろげな記憶がふとよみがえった。

作業が終わる頃、秋の夕焼けが、本当に、真っ赤に染まっていた。








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