風の声

想いつくまま

さくら咲く

2016年03月21日 | 日記
桜の便りが届き始めた。

春を実感させてくれる桜。
日本人には桜に特別な感情がある。
花見で一杯は格別な楽しみ。
咲き誇る桜も、散る桜にも情緒がある。
パッと咲き、サッと散る桜。
その刹那に美学を感じるのかもしれない。

友人と二人でほろ酔いに誘われて名所の公園に夜桜を観に行ったことがある。
提灯の明かりに浮き上がった満開の桜、さくら、サクラ。
綺麗だったのだが、なんともいえぬ寂しさのようなものを覚えた。
桜には精がやどると聞かされたことを思い出した。

桜吹雪の中、友人五人と雀卓を持参して一杯飲みながら打ったことがある。
風が吹くたびに大量の花びらが散り前が見えなくなる。
音を立てて降るように散っていく。
まさに、吹雪だ。
昔の人が「吹雪」と読んだ言葉の意味を知った。

桜を歌った曲も多い。
この季節になるとつい口ずさんでしまう曲がある。
恋のせつなさに桜は似合う。

そういえば、小学生の時、決まって桜の写生大会があった。
サクラ色に染まった満開の桜は描きやすかった。
絵になる桜だ。

日本人と桜、縁は深い。





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