髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

織田裕二の映画「椿三十郎」を見て

2008-06-21 19:11:29 | 映画(DVD)



年齢がほどほどになると、カラオケ

で歌う曲も演歌主体になるように、

TVドラマや映画の趣向も変わり、

時代劇を見ていると落ち着くのは、

仕方のないことかも知れません。


「最近ジジくさくなったね」といわれて(汗)

「仕方がないだろうサ・・藤沢周平も好きだし池正もいいし・・」

と答えながらも(マダマダ若いのじゃ~と心の底では・・)

「やっぱジジイになったのかぁ~ナ」と自問自答する今日

この頃ですが・・・。

さて織田裕二主演の「椿三十郎」ですが、誰もが知っている

「黒澤明監督」のリメイク版です。

黒澤作品では、「七人の侍」「用心棒」に並ぶ名作(時代劇では)

ですが、天下の三船敏郎演じる椿三十郎と、敵役の仲代達也(室戸

半兵衛役)は出来が良い作品だっただけに比較は難しいです。

今回の三十郎の織田裕二と半兵衛役の豊川悦司は、前作からみて

「マダマダかなぁ~」という感じ・・。重みがないんだよね~。

脇役にはそうそうたるキャスト(小林捻侍、西岡徳馬、風間杜夫、

藤田まこと。中村玉緒)を配したのは、それなりの理由があったの

でしょう。

ストーリーは、全くといって良いほど黒澤作品と同じ(当たり前だが)

なので、安心をして見れましたが(意味不明かな)、モノクロ作品と

カラーの違いがさほど感じられなかったのは何故でしょう。

森田監督も当然に比較されるので、この作品は作りづらかったの

ではないでしょうかネ

若侍役で松山ケンイチが出てきますが、この役はたしか田中邦衛が

やったはず。中村玉緒さんの城代家老の奥方と鈴木杏の娘役は

オトボケがいけていますよ。

いずれにせよ「黒澤作品のリメイク版」ですが、二作品をDVDで

同時に見ることをお勧めします。

モノクロ作品では椿の花がまるでカラーのように感じられますよ。