髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

映画・映画!墨攻 (ぼくこう)(中国映画)

2007-03-28 16:41:05 | 映画(DVD)























日本の傑作コミックを中・韓・日合作で作った映画ですが、予想に反して楽しめました。

ストーリーの背景は中国の戦国時代。

趙と燕の国境にある粱城は、趙によって攻撃されようとしていた。

10万の趙軍に対し、梁城の全住民はわずか4000人。

頼みの綱は墨家の救援部隊だったが、間に合いそうもなく、粱王は降伏を決断する。

墨家の革離(かくり-アンディ・ラウ)がたった1人で駆けつけたのは、その直後だった。

兵に関する全権を粱王から与えられ、早速城を守る準備に取りかかる革離。

趙軍の指揮官・巷淹中(アン・ソンギ)は革離を好敵手と見なし、

やがて激しい攻撃を開始する。


ここまでは「お~っ、壮大ななスペクタル映画か・・」と私は思いました。

しかし、観て行くにつれて何か納得のいかない点が湧いてきました。

それは城攻めでの革離がとった戦略が、 数週間前にNHK大河ドラマの風林火山のシーン

そのままで、主人公の山本勘助が武田信虎率いる武田軍相手に戦う「海ノ口城の攻防」

での戦略やシーンが、まったく同じとは(ノД`)・゜・


脚本を書いたのは日本人ですから、まったく酷似していても不思議はありませんが(笑)


まさかその先はと思いながら見続けましたが・・・でも想像通りでした。

この映画のもととなったコミック本は、台湾でも大変に人気があるとの事ですが、

見どころは知恵を絞った両軍の駆け引きが、壮大なスケールで映し出されて行くところでしょう。

ただ時間が限られている映画ですから、細やかなデティール不足は否めず(´ε`;)、

その不満を解消してくれるのが、アンディ・ラウと私の好きな俳優のアン・ソンギの

存在感溢れる見ごたえのある演技です。

一方、紅一点として活躍をする梁王の近衛隊長・逸悦に扮したファン・ビンビンの

凛とした美しさも印象的でした。

                                                                                                  

 

 

 

 

 

 

 



私は彼女の出演作は今回が初めてですが、次回作「長城」ではジェット・リーとの

競演も決まっているそうですから楽しみにしたいと思っています。

なおコミック作ならラストはハッピーエンドとなるのですが、作品の背景はやはり

中国の戦国時代。

「始皇帝暗殺」も逆バージョンに近いものがありますが、韓流映画の次は中国映画か・・

という前触れを予感させる作品でした。私としては★★★★☆でしょうか。